もうすぐクリスマス!懐かしのバタークリームケーキ、今も買えるお店ってあるの?

もうすぐクリスマス!懐かしのバタークリームケーキ、今も買えるお店ってあるの?

第1回 もっと季節を楽しみたい!
昔のクリスマスケーキといえば、バタークリームケーキが主流でした。しかし、一般家庭に冷蔵庫が普及しつつあった70年代以降、生クリームケーキの需要が拡大。バタークリームのケーキは主役の座を奪われ、いまではすっかり“絶滅危惧種”的な存在です。バタークリームのクリスマスケーキ、現在も需要があるのでしょうか?

主流だったのに…なぜ人気がなくなった?

質問&検索コミュニティの「教えて!goo」には「バタークリームのケーキはなぜ人気がなくなったのでしょう?」という質問が寄せられていました。お土産として思い付きでバタークリームケーキを買ったところ、子どもたちの不評を買い、父として悲しい気持ちになったという相談者。「子どもの頃に美味しいと思ったのは幻だったのか」と問いかけます。

「美味しくない」派と「美味しい」派が激突!

これについて、

・バタークリームのケーキを食べると気持ち悪くなりました
・3日間くらい胸焼けがひどくてひどい目にあったと思いました

など、当時からあまり良いイメージがなかったという回答も。一方では、

・私も幼いころはバタークリームのケーキが主流でしたのでそれはそれは美味しかったと記憶しております
・本物のバタークリームのケーキは生クリームにも負けないぐらい美味しい
・今でもパリではガトーモカやオペラなどはバタークリームです。ちょっとクラシックなイメージです。少し重いですがちゃんと美味しいですよ

と、バタークリームケーキの美味しさを評価する声も少なからず上がっていました。

「本物のバタークリームケーキは美味しい」?原料がバターではない場合も

回答の中で気になる「バタークリームケーキの本物は美味しい」の声。お菓子作りでは、バターの代用品としてマーガリンやショートニングが使われる場合も。これらはバターより安価で扱いやすいものの、風味や食感が落ちるといわれています

乳製品メーカー「NAKAZAWA」の公式サイトによると、バターとマーガリンの違いは、原材料以外なら味と香りだそうです。

個人の好みもありますが、バタークリームケーキが「美味しいものではなかった」理由は、材料がバターではないと知らずに食べ、口に合わなかったのかもしれません。

バタークリームのクリスマスケーキ、いまも買えるお店は?

では、バタークリームケーキを販売するお店は、今も存在するのでしょうか?調べたところ、懐かしのお店はもちろん、話題の高級店で購入可能と判明。

昭和テイストな町のケーキ屋さんに注目!

昭和から存在する町のケーキ屋さんには、バタークリームのデコレーションを得意とするお店も少なくありません。いまトピ「絶滅危惧種『たぬきケーキ』のあるお店!パフェと赤飯が自慢の老舗の和菓子屋さん」で紹介されている「たぬきケーキ」も、そんなケーキの一つ。タイトルの通り“絶滅危惧種”ではありますが、とぼけた表情が愛らしく、根強いファンも多いケーキなのです。

そういったお店では、クリスマスの時期にバタークリームのホールケーキを販売することがあるかもしれません。おひとり様サイズのケーキを試して「これだ!」とときめいたなら、ホールのクリスマスケーキの予約をするのも◎。

本場生まれのグルメなバタークリームケーキに行列が

バタークリームケーキというと、クリームで象ったバラのモチーフがレトロな昔ながらの丸いケーキをイメージしがちですが、本場から輸入されている一味違ったケーキにも注目。

フランス高級発酵バターの専門店「エシレ」では、幻のバターケーキ「ガトー・エシレ ナチュール」に連日行列が絶えないとか。クリームの半量がエシレというこちら、まさに見た目も味わいも「エシレ」そのもので、バタークリームケーキの王様といった風格。

バタークリームケーキで懐かしさに浸るクリスマスはいかが?

コンビニからデパ地下まで、あらゆる食品小売店で売り出されるクリスマスケーキ。あえてのバタークリームケーキをチョイスして、この冬は懐かしい味わいに舌鼓を打ってみませんか。