炊き込みご飯は、材料を炊飯器に入れてスイッチを押すだけで手軽においしく作れるのが魅力です。
鶏やきのこ、ごぼうなどが具材としては定番ですね。
一方、魚は生臭さが気になると感じ、避けている方も多いのではないでしょうか。
でもそれはもったいない!
たしかに魚をメインにしたレシピでは、いつもより少し丁寧な下処理が必要ですが、炊き込みご飯のバリエーションが一気に広がりますし、旬を感じられる食材も多いです。
この記事では、魚を使った炊き込みご飯のレシピ3種類と、おいしく作るための魚の下処理のコツを紹介します。
柚子香る、ぶりの炊き込みご飯のレシピ
脂がたっぷりのったぶり。旨味が強くおいしいですが、生臭さを感じやすい食材です。特に鮮度が落ちると酸化した脂のにおいが強くなるため、購入したらすぐに使いましょう。
また、血合いの部分には独特の臭みがあります。血合いが少ない部位を使う、多ければ取り除くといった下処理をするとよいでしょう。
しょうがやネギなど臭み消しの効果がある薬味をたっぷり加えることもおいしく食べるためのポイントです。このレシピでは、ぶりと共に冬に出荷量が増える柚子を使用します。柑橘のさわやかな風味は、ぶりの脂との相性が抜群です。
材料(3人分)
- 米 2合
- ぶりの切り身 2切れ(200g)
- しょうが 2片分
- 塩 2g
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ1
- 小ネギ 適量
- ゆず 1/2個
作り方
1ぶりに塩をふって10分ほど置きます。表面に浮いた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
2鍋に湯を沸かしたらぶりを5秒ほど入れて、すぐに氷水で冷やします。もしくは、表面が白っぽくなるまで熱湯をかけてから、氷水で冷やします。
3しょうがを千切りにします。
4米を研ぎ、炊飯器に入れます。
5調味料を入れたら、2合目まで水を注ぎ軽く混ぜます。
6ぶりとしょうがを乗せて、炊き込みご飯モードで炊飯します(専用のモードがなければ、白米モード)。
米が具材の上に乗ると均等に火が入らないため、混ぜないようにします。
7ゆずの皮を千切りにします。
白い部分は苦味が強いため、丁寧に削ぐことがポイントです。
8炊き上がったらぶりを取り出し、皮と骨を取り除きます。
9炊飯器に小口切りにした小ネギと8を入れて、ぶりの身をほぐしながら混ぜます。
109を器に盛ったらゆずの皮を散らし、お好みでゆずの果汁を絞って完成です。
大葉の風味が爽やか。サバ缶とごぼうの炊き込みご飯のレシピ
サバ缶は丁寧な下処理がされており、青魚特有の臭みを感じにくい食材です。また、骨まで柔らかいため、小さな子どもでも安心して食べられます。
缶汁を入れると生臭くなる可能性があるため、身だけを取り出して使うことがおいしく作るポイントです。また、仕上げに大葉を乗せると味のアクセントになるだけでなく、魚の臭みをより感じにくくしてくれます。
材料(3人分)
- 米 2合
- サバの水煮缶(160〜180g) 1缶
- ごぼう 10cm
- にんじん 5cm
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 大葉 3枚
作り方
1ごぼうは包丁の背で皮をそいでささがきに、にんじんは千切りにします。
2米を研ぎ、炊飯器に入れます。
3調味料を入れたら、2合目まで水を注ぎ軽く混ぜます。
4サバ缶は汁を切って身だけを米の上に乗せ、ごぼうとにんじんを加えます。
5炊き込みご飯モードで炊飯します(専用のモードがなければ、白米モード)。
6炊き上がったらサバをほぐしながら混ぜます。
76を器に盛り、千切りにした大葉を散らしたら完成です。
配信: hitotema