名前は「春菊」でも旬は冬!
春菊の旬は、11~2月頃と冬がメイン。どうやら春に花が咲くことが名前の由来なのだとか。ちなみに花が咲いてからの春菊は、スジっぽくなっておいしさを失うそうですよ。
春菊といえば独特の香りと風味が特徴。この香り成分は自律神経に作用し、胃腸の働きを高めたり、喉の炎症を抑えたりとさまざまな効果が期待できます。
さらにビタミン、鉄分、ミネラルやカルシウムを含み、特に免疫力アップに効果的な“β-カロテン”が豊富。風邪をひきやすい冬こそ、積極的に食べたいですね。
春菊は鍋料理に入れて食べるのもいいけれど、ほかにもおいしい食べ方がいっぱい。そこで、前菜からメインまで、春菊のおいしい食べ方をご紹介します。
まずは前菜から
ブリと春菊のカルパッチョ 熱々ガーリックオイル
加熱して食べる印象の強い春菊ですが、実は生でも食べられます。特に旬の時季は葉がやわらかくて香りも良いので、よりおいしく味わえます。
前菜として楽しむなら、ブリのお刺身と一緒にカルパッチョにしてみては?
ブリのお刺身に、生の春菊とみょうがをのせて、醤油とマスタードをかけて、熱々ガーリックオイルをジュワー。
仕上げに熱したガーリックオイルをかけることで春菊にも程よく熱が入り、香ばしい香りがふわ~! 春菊の葉だけでなく茎も細かく刻んで使うので、食感も楽しめますよ。
マスタードの酸味とみょうがの香りも爽やかで、お酒を合わせるなら、辛口のロゼか軽めの赤ワインと相性抜群です。
ベーコンと春菊と舞茸のサラダ
春菊は生のままサラダにするのもおすすめ。
こちらの「ベーコンと春菊と舞茸のサラダ」は、炒めた厚切りベーコンと舞茸の旨みが春菊と良く合います。
ベーコンはできるだけカリッと焼いた方が、食感のアクセントになって美味。
舞茸なしで作ってもおいしいですし、別のきのこに替えて作ってもいいですね。
春菊といちごのサラダ
春菊は意外とフルーツとも相性が良いって知っていました?
いちごが出回るようになったらぜひ作りたいのが、こちらの「春菊といちごのサラダ」です。
器に春菊、いちご、砕いたアーモンドをのせて、パルミジャーノを薄く削る
バルサミコ酢 大さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1/2
はちみつ 小さじ1/2
を混ぜ合わせて、サラダにかけて岩塩をパラパラっと削る。
甘酸っぱいいちごとほろ苦い春菊、コクと酸味のあるバルサミコ酢などのバランスが絶妙。見た目もおしゃれで、おもてなしにもぴったりです。
配信: おうちごはん