世界のミクニの”粉もん”レシピ。このキャッチーなフレーズに魅かれて、日本フランス料理界の巨匠、三國清三シェフのYouTubeチェンネルを覗いてみると、紹介していたのは「ベニエ」というフランスの伝統菓子でした(笑)。確かに、粉もんですが…。「ベニエ」は穴のあいていないドーナツのような揚げ菓子だそう。フランスのお菓子というだけで難しそうですが、作り方は意外と簡単。生地を丸めて油で揚げるだけですって♪
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「ベニエ」は、ドーナツのような、フランス伝統の素朴な揚げ菓子だそうです。ちなみに、ベニエ(Beignet)は、フランス語で「揚げた生地」という意味。フランスでは、地方によって作り方や材料も違い、呼び名もいろいろあるそうです。また、フランス文化が色濃く残る、アメリカ・ニューオーリンズの名物にもなっているそうですよ。
素朴なフランスの伝統菓子「ベニエ」に挑戦♪
材料と作り方はこちら。
【作り方】12個くらい
薄力粉…200g
牛乳…40ml
卵…1個
無塩バター…40g
てんさい糖…50g
ベーキングパウダー…2g
揚げ油…適量
◆仕上げ
粉糖…適量
【作り方】
1. ボウルに薄力粉を入れ、真ん中に少しスペースを作ります。
そのスペースに牛乳と卵を入れ、へらなどで混ぜます。
さらに、てんさい糖と常温にもどしたバターを入れて混ぜます。
薄力粉とバターが混ざったら、ベーキングパウダーを入れて、手で捏ねます。
生地がひとつにまとまったら、ラップをして冷蔵庫で30分ほど寝かします。
2. 1を適当な大きさに丸めます。今回は14個出来ました。
3. 鍋にベニエがかぶくるくらい油をたっぷり入れ、160℃くらいに熱します。火加減は言っていなかったので中火にしました。160℃の目安は、菜箸を入れて細かい泡が静かに上がってくる状態。
4. 3に2を入れ、揚げます。
ベニエが浮いてきたら、火を強めます。火を強めることでカリッとした食感に仕上がるそう。逆に火を弱めると、生地が油を吸ってしまうそうです。
表面がこんがりしたら取り出し、油を切ります。今回は5分ほど揚げました。
クッキーのような香ばしくて甘い香りがします。
5. お皿に盛り付け、粉糖をかけたら出来上がり。
調理時間は、冷蔵庫で寝かす時間を除けば10分ほど。材料を混ぜて、油で揚げるだけなのでとっても簡単です。ボウルひとつで作れるので洗い物も少ない!
では、いただきます!
おお~、おもしろい食感。表面がザクザク、ガリガリした食感で、中はオールドファッションドーナツのような密度高めのしっかり生地。密度高めではあるけれど、軽くて、噛むとホロホロと崩れていきます。とってもシンプルな材料で作っているのに、複雑な食感なのがおもしろい。
味は、バターの風味とてんさい糖のやさしい甘味を感じる素朴な味です。口の中の水分を一気に持っていかれるので、飲み物は必要。紅茶というより、牛乳やブラックコーヒーが合いそうです。
このまま食べてもおいしいですが、ココアパウダーとヘーゼルナッツが入った「ヌテラ」というチョコレート風味のペーストをつけて食べてもおいしいとのこと。
わが家に「ヌテラ」はないので、チョコレートペーストをつけて食べてみることに。
こちらも…問題なくおいしいです(笑)。チョコレートをつけることで、コクが加わり、甘味も増します。三國シェフは「ヌテラ」にすりおろした柑橘類の皮を加えていましたが、確かに、柑橘類の爽やかな香りと皮のほのかな苦みが合いそう。次回やってみようと思います。
フランスの伝統菓子「ベニエ」は、小麦粉の香ばしさやバターの風味を感じる、どこか懐かしい、素朴な味のお菓子でした。ボウルひとつで作れるお手軽さも魅力ですよ。
配信: あたらしい日日
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