鬼電にも応答なし「夫の失踪」が他人事ではなくなった妻の体験談

鬼電にも応答なし「夫の失踪」が他人事ではなくなった妻の体験談

いつもと同じだと思っていたある日、夫が突然消えたらどうしますか?フォロワーさんの体験談をもとにちなきち@電子書籍配信中(@chinakichi72)さんが描いた『ある晴れた土曜日、夫が消えました』。外出から帰るといるはずの夫がいない。ただ出かけているだけと思っていた主人公・ユカリさんの前に、次々に出てくる現実。ストレスをためた夫がとった行動を他人事とは思えない作品を、ダイジェストでお伝えします。

@chinakichi72

@chinakichi72

@chinakichi72

いつもの昼下がり、夫が消えた

いつもと同じ日だと思っていたある土曜日の昼下がり、主人公ユカリさんの夫が突然消えました。普段なら「ただいま」の声にこたえて出迎えてくれる夫がいない。ただ出かけているだけかも…と最初は思ってもいつもとは違う家の様子に不安はつのっていきます。

思い返してみると夫の様子に前兆ともいえる気になるところがいくつかあったようです。ユカリさんは日々の生活の中で夫の変化を見過ごしてしまったことに気が付きます。

小さな子どもを育てている中、もしこんなシチュエーションにあってしまったら…と思うと背筋に冷たいものが走ります。事故や事件にでも巻き込まれたのか?まさか家出?果たして夫に何がおきたのでしょうか。

貯金が消えた!もしかしたら家出?

@chinakichi72

@chinakichi72

@chinakichi72

@chinakichi72

@chinakichi72

夜になっても帰ってこなくても、電話やメールに返事がなくても楽観的に考ることができたのはその日が土曜日だったから。ただ友達と飲みにいって携帯の充電がきれたのだろう。そんなふうに思っていました。

しかし、「もしものとき用貯金」がなくなっていたことに気が付くと不安がつのっていきます。もしかしたら家出かも…と頭をよぎります。

しかも夫のジャケットからは女性ものの香水を買ったレシートも出てきて、ユカリさんの脳内には「浮気」の文字が浮かびます。まわりの変化に気が付くたび、さらに不安は増していきます。

もしかしたら浮気をして女性と逃げたのかも。こんな状況だったらきっとそう思ってしまいますよね。はたして現実はどうなのでしょう。

関連記事: