■こだわりの強い夫が優先したのは……
一つ目は、念願のマイホームを手に入れた女性と、その夫のお話。こだわりの強い夫のせいで、節約生活を送る羽目になったそうです。
「自分がこだわっているものに関しては、お金をかけてしまうことの多い夫。たとえば洋服でも、大好きなレザーを使ったジャケットには20万円使うこともありました。
家計からは出さず、自分のお小遣いの範囲内で購入するので問題はないと思っていたのですが、新築マンションを購入して、新しいマイホーム用に家具の新調を検討していた時のことです。
元々使っていたソファーは2人用の小さいタイプ。子どもも2人生まれ、家族が増えたこともあり、『新居のインテリアに合ったソファーがほしい』と言い出したのです。
新居のローンがあるし、テレビ台やダイニングセットなど、ほかにも新調する家具がいくつもあったため、ソファーにかけられるお金は私の中では15万円までだと想定していたのですが、主人が気に入ったソファーは想定の2倍……。30万円もするものでした。
皮の質感や座り心地などが、主人の望んでいたものとぴったりだったそうで、『これ以外は考えられない』と、なかば無理矢理買われてしまいました。ソファーにお金をかけた分、新居に引っ越してからしばらく節約生活が続きました」(40代・女性)
「こだわり」は一人ひとり違うから、なんとなく「夫を責められないなぁ……」という気持ちもありますが、結果的にそのこだわりが家族に迷惑をかけているんですよね。「こだわり」と「頑固」は紙一重。夫婦だからこそ、お互いが納得できる着地点を見つけたいものです。
■義母の度重なる借金に辟易。引っ越しを決意
続いては、お金が原因で同居を解消したという女性のお話です。
「結婚して1年が経った頃、仕事関係で旦那が鬱になり、働けなくなってしまいました。それと同時にコロナが流行。仕事も見つからず、さらに私は専業主婦だったので、家賃の支払いや借金返済ができなくなってしまいました。
結局、旦那の実家に引っ越すことに。お義母さんは優しく接してくださり、『これならお金が貯まるまで大丈夫だ』と安心しきっていたのですが、翌月になってお義母さんが『お金を貸してほしい』と言ってきました。
何に使うのかと思ったら、まさかの孫へのプレゼントを買うため。『ここに住んでいるのだからそれぐらいいいでしょ』『ボーナスで少し多めに返すから』と。お金がなくて引っ越してきたことを知っているはずなのに、『よくもそんなこと言えたな』と思いましたね。
旦那も抗議してくれましたが、お義母さんは聞く耳を持たず。孫のことしか頭にないようでした。食費も家賃も出してもらっているから、『今回だけ』と思い貸したのですが、同じようなことが1年に5回ほどありました。毎回理由を変えて借りるけど、お金は期限以内に返さないめちゃくちゃな人でしたね。
義実家には4年ほど住みましたが、もう限界。『耐えられないから実家に帰る』と訴えたら、夫も『この家を出よう』と言ってくれて、引っ越すことに。思うところがあったのか、『迷惑をかけたから』とお義母さんが引っ越し代を出してくれましたが、それからは一切関与しなくなりました」(20代・女性)
お金がない人から借りたり、期限内に返さなかったり。「家族だから」では済まされない失態を犯した義母さん……。お金はないけどプレゼントはする、というのも理解できません。縁を切られてしまったのも、“因果応報”といったところでしょうか。
(文・ママテナ編集部)