究極の選択!「さつまいも焼くとき…アルミホイル有りor無し?」実際に焼いて比較してみた【青髪のテツ】

究極の選択!「さつまいも焼くとき…アルミホイル有りor無し?」実際に焼いて比較してみた【青髪のテツ】

こんにちは、スーパー青果部・青髪のテツです。突然ですが、みなさんは家で「焼き芋」を作るとき、どうやって焼いてますか?実はこの「焼き方」について、意見が分かれがちなポイントがあるんです。それは「アルミホイルに包むか、包まないか」。みなさん、なんとなくどちらかの方法で焼いていると思いますが、アルミホイルの有無で見た目や味にどのくらい変化があるんでしょう…?今回は、実際に焼いて比較してみます!

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秋といえば「味覚の秋」「食欲の秋」といわれているように、旬を迎える野菜が多くあります。

SNSで「秋の味覚といえばどんな野菜を思い浮かべますか?」と呼びかけてみたら、「さつまいも」という声が多く上がり、「焼き芋」にして食べるという方も多くいました。
じっくり加熱した焼き芋は、スイーツ顔負けの甘さで本当に最高ですよね!

ところで、さつまいもを焼くときって、あなたはアルミホイルに包む派ですか?それとも包まない派ですか?

この質問は、トースターやオーブンなど、焼くための器具に左右される問いかけであるかもしれません。でも、意外と「普通包むでしょ」「包むなんて考えたこともない」など、みなさん特に根拠もなく包んだり包まなかったりしている印象です。

そこで!今回は、アルミホイルの有無で焼き芋の味や見た目がどう変わるのか、実際に焼いて実験してみました。

では実証実験スタート!

今回は「紅はるか」という品種のさつまいもを使って、比較していきます。

【実験の手順】
1. さつまいもを2本用意します。

2. それぞれ両端をカットし、塩水に30分つけます。

3. 水気を拭きとり、片方のさつまいもにアルミホイルを巻きます。

4. トースターを焼き芋の設定にして焼き上げます。

設定としては800~850W、もし温度設定できるなら200℃に合わせます。15~20分焼き、一度ひっくり返してさらに15~20分焼きます。

まずはアルミホイル有りから。

次にアルミホイル無し、つまりそのままトースターにイン!

両方が焼き上がった時点で、「見た目、甘味、風味、食感」の観点で評価していきます。

①見た目

まず「見た目」の比較です。

アルミホイルを巻いて焼いた焼き芋は、皮が濡れて、しっとりとしています。
密閉されたことにより、さつまいも自身の水分で蒸されたためだと考えられます。触ると、蜜がべったりと手につきます。

一方、「アルミホイル無し」の焼き芋は、皮がカラッと乾いていて、焼き芋らしい見た目になっています。
食べるときも、乾いている方が手がベタベタにならず持ちやすいのはメリットですね。

次に焼き芋を割ってみました。「アルミホイル有り」の方は、皮と実の間に隙間がなく「ふかし芋」のようにしっとりとしています。

「アルミホイル無し」の焼き芋には皮と実の間に隙間があります。水分が飛び、実が凝縮されたことで隙間ができたのでしょう。

「見た目」はどちらが良いというのはありませんが、食べるときのことを考えると、素手で食べても手がベタつかない「アルミホイル無し」の焼き芋に軍配があがりそうです。

②甘味

続いてそれぞれの「甘味」を比較していきます。

実をスプーンですくって食べ比べました。「アルミホイル有り」の方はほっくりとして栗の実のようですが、「アルミホイル無し」の方はねっとりとしていてジャムのようです。

食べてみた結果…「アルミホイル無し」の方が文句なしに甘いです!

「アルミホイル無し」の焼き芋は、水分が蒸発したことにより、さつまいもの糖分や旨味が凝縮され、より甘く感じるのではないかと考えられます。

もちろん個体差があるので、結果を出すには何度か実践してみた方が良さそうですが、今回の実験では完全に「アルミホイル無し」に軍配が上がりました。

③香り

続いて、「香り」を比較していきます。

「アルミホイル有り」は焦げがなく、全体的に均一な色をしています。焼き芋特有の風味はそれほど強くはありません。ただ、これはこれでクセがなくおいしく感じます。

「アルミホイル無し」は焼き芋特有の風味を濃厚に感じることができました。理由は、ところどころに焦げがあり、香ばしい風味を足してくれているからだと思います。

「香り」については、好みによって分かれると思うので引き分けとします。

④食感

最後は「食感」の比較。今回焼いた芋は「紅はるか」というねっとりとした食感が特徴の品種です。

「アルミホイル有り」の焼き芋はねっとりとした食感ではあるものの、多少ホクホク感も残っていてバランスの良い食感でした。

「アルミホイル無し」の焼き芋は、よりしっとり&ねっとりしていて、滑らかな舌触りが心地よい食感でした。

「食感」も好みが分かれそうなので、引き分けとします。

結果…「焼き芋っぽさ」を求めるならアルミホイル無しがいい!

それぞれ良さがあってどちらもおいしかったのですが、ところどころに焦げができていて、甘くて香りも強い「焼き芋」感が強かったのは「アルミホイル無し」の方でした。

「アルミホイル有り」の方は、どちらかというと「蒸し芋」に近い感じですね。

個人的にはアルミホイル無しの焼き芋の方が好きでした。

とはいっても好みがあると思いますので、気になる方は両方試して食べ比べてみてください。

以上、焼き芋の焼き方比較実験でした。アルミホイル包む派も包まない派も、今回の記事を参考に旬のさつまいもをた~くさん食べてくださいね!

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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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