■完璧主義の義母が嫌味連発
専業主婦の義母は、仕事をしながら子育てをする女性に対し、嫌味ばかり……。自分の考えを押し付けてくる義母に、反論することさえ諦めてしまったのだとか。
「結婚してから働いたことがなく、ずっと専業主婦をしていた義母は、掃除や洗濯、料理といった家事を完璧にこなすことに命をかけているようなタイプ。私が働いていることを快く思っておらず、『子どもが小さいのになんで働くのかしら』『子どもが小さい間くらいは、育児に専念すればいいのに』と嫌味を言うのは日常茶飯事でした。
2人目を出産して、今まで以上に時間に追われる日々を送っていた頃、義実家に行く用事がありました。その時、すでに離乳食が始まっていたのですが、自分で作る余裕がなく、市販のベビーフードを持参して食べさせていると、『子どもが最初に食べるものが市販なんてありえない!』『それくらい作りなさいよ』と、また嫌味。
結局、一度自宅に戻り、食材を持ってきて作る羽目に。義母のあまりの剣幕に1人目がびっくりしていたし、口答えするのも面倒で、その場をおさめるために仕方がなく離乳食を作りましたが、どうしてそこまで手作りにこだわるのか、いまだに謎のままです。買ってきたベビーフードは無駄になるし、嫌な思い出として残っています」(40代・女性)
手作りこそが愛情。義母はそう思ったのかもしれませんが、はっきり言って余計なお世話ですよね。一つひとつの家庭に、それぞれのやり方があるはずですから。
■尊敬する母に従って後悔
続いては、母の言うことに従った結果、後悔が残ったという女性のお話。その結果、娘さん(実母にとっての孫)は……。
「病弱な父に代わり、小学校の教師として働き家計を支えてくれた母。私が娘を産むまでは、一人の女性として尊敬していました。
出産を機に実家の近くに引っ越して、両親の手を借りながら子育てに励む日々。忙しい母に代わり私が祖母に育てられたからか、母はその空白の期間を埋めるように私の娘を我が子のようにかわいがってくれました。
娘が小学校に入り、突然『学校が怖い』『不審者が怖い』と言い出しました。当時私はパートに出ていましたが、母の『今送迎してやらないと思春期が大変よ』という言葉に従い、仕事を辞めて娘のサポートに回りました。担任の先生は『ボランティアの方に頼んでもいいんですよ』とまで言ってくださったのですが、母の言葉に従ってしまったのです。
そんなことが続くと、娘は次第に私よりも母を頼るようになり、何かあるたびに母のところに逃げるように。母にとっては、たった一人の孫。私のことを“かわいい孫をいじめる母親”とでも思っているのでしょうね。
すぐに逃げる娘と、甘やかす祖母。結局23歳になる現在は、仕事を辞め、母のところに引きこもっています。娘も 母も、一切連絡をしてきません。
そんな状況ですら、『この子は自立して私のところにきている』とおかしな解釈をする母には、もう何を言っても 無駄かな。逃げているだけで、自立なんてしていないのに。母を信じ、従い続けたことを今では後悔しています」(50代・女性)
いくら信じている相手の言葉でも、それを鵜呑みにしてしまうことの怖さが伝わりますね。頼れる人がいるのはよいことかもしれませんが、自分の信念をもつことの大切さをあらためて学んだ気がします。
(文・ママテナ編集部)