今回、そんなあんまんに、ちょっと不思議な噂を聞きつけました。それが、「あんまん」はバターで焼いた方がおいしい説。
いやいや、そもそもふかしているからこそあんまんなのであって、焼いたら揚げパンなのではないかという気もありますが、どうやらこれがおいしいとのこと。おもに、Twitterを中心に流行しているとのことで、大の甘味党としては早速試してみることに。
手始めに、作り方をおさらいしようと調べてみると、「(1)ほかほかのあんまんにバターを付けて食べる」「(2)フライパンでバターを熱してあんまんを軽く焼く」とある。そんなに凝ったことは必要がないみたい。両面、焼き色がつくまでバターでゆっくり焼くのがコツで、蒸しあがった温かい状態を両手の平で少しつぶし、平たくして焼く必要があるとのこと。なるほど。
いかほどのものかと、早速あんまんを購入して、フライパンにバターを投入。そしてそこにあんまんを入れると、ジュ~といい音&いい香りが。当然といえば当然なのかもですが、焼いている時の香りはパンに近しく、遠くにあんのニオイがするような、なんとも甘い雰囲気。

●焼きあんまんはバターの塩気とあんの甘さのバランスが妙!食感も◎
気になるお味ですが…、たしかに! あんまんというと、皮がブワブワしていてちょっと退屈な印象も否めなかったけど、皮の食感がサクッと心地よく、なんだか普通のあんまんよりも食べやすい。バターが入ったことによって、かなりスイーツ寄りになっているから、コーヒーや紅茶にもあいそう。バターの塩気が、甘さを引き立てて、味のバランスが良くなっているのかも。
ただ、バターを使った分、カロリーはググンと増加。ぐぬぬ…、こればかりは仕方なしか。いつものあんまんにちょっと飽きたら、バター焼きあんまん、あなたも試してみてね。
(文・団子坂ゆみ/考務店)