加圧加熱殺菌に耐えられるように特別に開発した太麺パスタに肉や野菜のうまみを凝縮させたコクのあるあんかけソースと黒コショウを加え、あんかけスパゲッティの元祖であるスパゲッティヨコイ店舗さながらの味わいを缶詰で再現した。また、あんかけソースをスープ状にするのではなく、麺にソースを絡めることで麺の伸びを克服した。
さらに、麺に含まれるでんぷんは時間が経過するとともにβ化するのを防ぐ技術を応用するなど、商品化するまでに1年ほどを要した力作。
2022年8月に発売した「富士宮やきそば」で、コンニャク麺ではなく、小麦麺を使用したことで話題を呼んだ同社は引き続き、トレンドに合わせた商品開発に注力していく方針だ。
なお、あんかけスパゲッティは60年前にスパゲッティヨコイで生まれ、今では名古屋名物として地元はもちろんのこと、全国でも広く知られている。横井信夫スパゲッティヨコイ社長は「伝統の味を守りながら、新しい料理とサービスを提供し、未来へと発展したい」と抱負を語っている。
◇日本食糧新聞の2023年9月8日号の記事を転載しました。
配信: たべぷろ
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