どこの会社にも一人はいそうな、若い女性社員にだけ異常に厳しいお局社員。
今回は、私が以前勤めていた会社で経験した、ちょっとスカッとするお話をどうぞ。
性悪なお局様に疲弊する日々
私がとある企業で、派遣社員として働いていた時の話です。
私が配属された部署には、20歳ほど年齢が上の、お局様的存在の契約社員Aがいました。
Aは私を含む20代の女性社員に高圧的なことでも有名でした。
A「さっきのデータ、まだまとめてないの?」
私「いえ、先ほどAさんにメールしましたが……」
A「あ、来てた。送ったら一言報告するのが社会人でしょ? ほんと派遣の人って常識がないわね」
こんな感じで毎日、何かとネチネチ文句を言われるので、私は派遣先を変えるか悩むくらい精神的にまいってしまっていました。
しかし転機が訪れます。
忘年会でお局様が事件を起こす!
それは会社の忘年会での出来事でした。
忘年会には、派遣社員やパートを含むほとんどの社員が参加しており、そこには「私お酒強いから〜」とハイボールをグビグビ飲み干すAの姿も。
Aはイケメンの若手男性社員であるBにベッタリくっついていたため、私たち女子社員は余計な気を使うことなく忘年会を楽しむことができていました。
Aの対応をするBの顔が引きつっていたので心配だったものの、Aに関わりたくない気持ちが大きく、「なんとか耐えて、B!」と思っていたら……
起きてしまったのです、事件が。
突然、AとBのいるテーブルから「ガターン!」と大きな音がしました。
何事かと会場にいる全員が注目してみると、なんと泥酔したAがBに馬乗りになり、押さえつけているではありませんか!
他の男性社員がBからAを引き剥がし、とりあえず外に連れ出そうとするも暴れて手が付けられず、会場はカオスな状態に。
涙目になって震えているB、「勘弁してくださいよ!」と怒るお店の人、必死で謝る幹事の社員、私達は呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。
この出来事は当然、社内で大問題に。
Aは日頃から派遣社員やパートからの苦情が多かったこともあり、この事件が決め手となって、雇用期間終了後に解雇されました。
Aがいなくなった後は女子社員のストレス源がなくなり、雰囲気のよい職場環境で働くことができるように。
Bには恐怖体験を味わうこととなり申し訳なかったと思いつつ、私達がこっそりガッツポーズしたことは言うまでもありません。