「なんで!?」独居の祖母宅に大量の洗剤が届き…家族会議で対策を練った結果【体験談】

「なんで!?」独居の祖母宅に大量の洗剤が届き…家族会議で対策を練った結果【体験談】

携帯電話がお守りに

最初は、携帯電話という新しい物を祖母が使えるのかと心配しましたが、意外にもあっさり受け入れられました。それどころか、簡単に母に連絡ができるようになり、安心感が増えたと大喜び。実はそれまでも「困ったことがあって電話がかけたいのに、番号を書いた紙をどこに置いたかわからなくてかけられなかった」「何度かけても別の人につながってしまった」などということがあったのだそう。

また、固定電話によくわからない電話もちょこちょこかかって来ていたそうで、だんだん出るのもおっくうになっていたのだとか。実はその中には市の職員からの大切な電話もあったのですが(後日、母に連絡があって判明した)、理解力が落ちてきた祖母には、難しい話はすべてよくわからない変なものという判断をされてしまったようです。そういったこともあり、携帯電話への切り替えは功を奏したのでした。

その後、デイサービスのお迎えの際に電話で連絡してもらえるようになったり、出先で迷子になったときに連絡がついたりと大活躍。母も、安否確認が簡単にできるようになり、特殊詐欺対策としてもよかったと大喜びでした。

まとめ

箱いっぱいの洗剤を見たときには思わず「うわぁ」と叫びそうになりましたが、後から思えばこれが良いきっかけとなってくれました。大きな被害がなかったのが不幸中の幸いでしたが、その後しばらくは大量のダイレクトメールが届き、個人情報の流出は怖いなぁとしみじみ思うことに。思い切って携帯電話という文明の利器を投入したことで、お互いの安心感も増え、連絡がつきやすくなり、生活が快適になりました。

お年寄りは新しいものになじむのに苦労するという話を聞きますが、その時々で環境や状態と相談しながら、合うものを導入していくのは大切なことだなと思った次第です。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

文/おおさわ

イラスト/sawawa

著者/介護カレンダー編集部
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