■義母のクラス会で一人だけのけ者に……
ある女性は、“自分だけ”が違うことを理由に、肩身の狭い思いをしたそう。
「義母の出身校は、全国的にも有名なお嬢様学校で、卒業後も頻繁にクラス会が行われています。クラス会は旅行を兼ねており、家族も同行します。ある時、義父の代わりに嫁の私が参加することになりました。
道中、義母のクラスメイトとの会話。『主人は大事な用があるから、お嫁さんに同伴してもらったの』と義母が説明します。年齢を聞かれ、『32歳です』と答えると、『うちの娘と一緒ね。娘のことを知ってる?』と聞かれました。返答に困っていると、義母が「うちの嫁は出身校が違うのよ」と気まずそうに一言。みんなに驚かれました。それもそのはず。義母やクラスメイトは学閥意識が強く、『学校』は自分たちが出たところか、それ以外か。私だけが“異物”で、ただただ肩身が狭かったことを覚えています。
差別的な考え方が嫌で、娘はまったく別の学校に行かせたいと思っていましたが、幼い頃から娘にも洗脳に近いことをされ、結局現在は義母と同じ大学に通っています。幸せに暮らしているようですが、義母に似てきた気がして心配です……」(50代・女性)
直接的に何かされたわけではなさそうですが、孤立することをわかっていながらクラス会に同行させるあたり、なかなか高度ないじわるかも。「愛校心」といえば聞こえはよいですが、強すぎる学閥意識は時に差別的にも見えてしまうんですね……。
■産後のヘルプは「嫁」ではなく「孫」のため
産後は体調管理が難しく、加えて慣れない子育てもこなさなければいけません。身近な人に助けを求める人は多いと思いますが、“思っていたのと違った”というケースもあるようです。
「里帰り出産をしなかった私は、義母に自宅へ来てもらい、数週間、家事や子育てを手伝ってもらうことになっていました。しかし義母とは離れて暮らしているため、数回しか会ったことがなく、同じ家で過ごすことに不安を感じていました。
出産後、我が家での共同生活がスタート。義母にはおもに掃除や洗濯、食事の準備をしてもらっていたのですが、小さな意地悪がたくさんありました。
私自身、義母に好かれるような態度を取れていなかったのかもしれませんが、なぜか私の食事だけはスーパーで買ったお惣菜。しかも、重めの揚げ物ばかりでした。たまに作ってくれたかと思ったら、かなり少量のおかずのみ。『何が好きかわからないし、どれだけ食べるかもわからないから』と言われてしまっては、反論もできませんでした。結局義母は、初孫を見たいだけ。私の世話をするのは嫌なのだと、わかりやすく伝わってきました」(30代・女性)
一通りのことはやってくれているようなので、文句を言えないのがもどかしい……。孫を愛でたい気持ちはもちろん理解できますが、産後くらいは労わってほしいものです。
(文・ママテナ編集部)