使いにくい収納になってない?!片付けのプロが教える「ストレスがない収納」の作り方

整理収納コンサルタントの須藤昌子です。SNSなどの影響で、色々なグッズを使うと「片付く」というような思い込みをしてしまいがちですが、本当の「使いやすさ」とは、自分がどう感じるか?なのです。でも、私たちの行動の大半は無意識なので、実はストレスになっている事もあるはず。そこで今回は、ストレスなしの使いやすい収納の作り方をご紹介します。

吊るせばラクって、本当はどうなの?

衣類を畳むのが面倒。だからハンガーに掛ける収納に、と考える方も多いのではないでしょうか?

吊るすことで、一目瞭然、欲しいモノが簡単に手に取れるようになりますが、そこで気を付けて欲しいのは吊るす「量」。

沢山の衣類を吊るしたら、ハンガーを左から右へ「さ~」っと移動させることは難しくなりますから、衣類を選びにくくなってしまいます。

そうなると、欲しい衣類を取り出すときには力も必要になりますし、取り出したくない衣類も一緒に引き出してしまう事になり、イライラの元になってしまうかもしれません。

吊るせばラクと思ってしまいがちですが、その時に吊るす事のデメリットもしっかり考えて、逆にストレスを生まないように、気を付けましょう。

美しい収納は使いやすい?

引き出しにぎっしりとモノが収まった風景は、見ているだけで気持ちよいですよね?

でも、使う時はどうでしょうか?

ぎっしりとモノが収まっている時には手を入れる空間もないかもしれませんから、「取り出す」というシンプルな事さえも、時間がかかる難しいことにしてしまっているかもしれません。

衣類を収納にうまく収める畳み方やくるくる巻いて靴下を収納するグッズ等、色々なテクニックを使って収納量が増えたり、きれいに見える方法等もありますが、そこには「手間」が潜んでいます。

自分がその手間をストレスに感じずにやっていけるか?まで考えていけると良いと思います。

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