さつまいもを使った有名銘菓と言えば、1902年創業の浅草の老舗和菓子店・舟和の「芋ようかん」。なめらか~なお芋が詰まった「芋ようかん」は長年多くの方に愛されています。でも関西在住の筆者は気軽に入手出来ず、食べたのは、はるか昔…。食べたいなぁと思っていたら、料理系YouTuberのかっちゃんさんが「舟和風芋ようかん」を再現していました♪材料はさつまいも、上白糖、塩の3つ。シンプルな材料で本家を再現出来ましたよ!
揚げドーナツみたいな「もちころおさつ」に挑戦!少ない油でサクサク♪もちもち食感の秘密はアノ白い粉
浅草名物として愛される舟和の「芋ようかん」がこちら!
スーパーで1日限定で売ってたので。あんこ玉は食べたことあったけど、舟和の芋ようかんは初めてかな?焼いても美味しい。 pic.twitter.com/18E5Ix5Mex
— ぴちぴちビーチ (@pitipiti_beach) November 13, 2023
舟和の「芋ようかん」を、Xにポストされている方を見つけました。さつまいもで作られていて、自然な甘さとなめらかな食感を楽しめる和菓子なんですよ。
舟和の公式サイトを見てみると、1902年の創業当時は煉ようかんが高価だったそうで、創業者の小林和助さんがさつまいもを使ってようかんを作ったのが始まり。さつまいも、砂糖、食塩で作り上げた素朴なようかんと紹介されています。
今回作ってみる「舟和風芋ようかん」を考案したかっちゃんさんは、チャンネル登録者数126万人を有する『kattyanneru』を運営する、人気の料理系YouTuber。多くの視聴者から「舟和の芋ようかんを再現してほしい!」とリクエストを受けて、レシピを考案したそうですよ。
材料は3つだけ♪「舟和風芋ようかん」を作ってみた!
【材料】(12×15cm型1個分)
さつまいも(皮を剥いた状態)…500g ※今回はシルクスイートを使用
上白糖…60g
塩…3g
1.さつまいもの皮を少し厚めに剥いて、3cm厚さ程度の輪切りにし、水に30分晒します。
「舟和の芋ようかん」は、お芋の鮮やかな黄色も特徴のひとつ。皮を厚く剥くと、さつまいもが黒っぽくならず、きれいな色に蒸し上がりますよ。
2.型にクッキングシートを敷き、型にちょうど入るくらいのフタを厚紙などで作ります。
さつまいもを水に晒している間に、型の準備をしておきます。「舟和の芋ようかん」は、食べやすい大きさの長方形にカットされているので、四角い型を使うのがおすすめ。
かっちゃんさんは12cm×15cmのお菓子の空き箱を使っていましたが、同じサイズの箱がなかったため、15cm×15cmの空き缶を使って冷やし固めることに。さつまいもペーストを詰めたら上から押して冷やし固めるので、厚紙を缶に入るサイズに切っておきます。
3.蒸気が上がった蒸し器にさつまいもを入れ、中火で15分ほど蒸します。
水に晒したさつまいもの水気を切って15分蒸しました。
15分経ったら菜箸を刺して火の通りを確認。今回は15分ですっと入るくらいのやわらかさになっていました。硬ければ蒸し時間を延ばしてくださいね。
4.フードプロセッサーに蒸したさつまいも、上白糖、塩を入れてペースト状に攪拌します。
フードプロセッサーを持っていないので、ハンディプロセッサーで攪拌することにします。
さつまいもがやわらかく蒸せていたので、簡単になめらかなペースト状になりました♪
5.準備しておいた型にさつまいもペーストを平らに敷き詰めます。表面にラップを密着させてフタを乗せ、手で押します。
型に隙間なくさつまいもペーストを詰めて、表面にはラップを密着させます。
厚紙で作ったフタを乗せて、手で軽く押して平らにします。
6.お皿などの重しを乗せて、冷蔵庫で3時間冷やし固めます。
冷蔵庫で3時間ほど冷やし固めます。和菓子の凝固には、よく寒天が使われますが、今回は入っていないのでお皿の重さで圧縮しながら固めます。
7.3時間冷やし固めたらひっくり返して型を外し、食べやすい大きさに切り分けます。
型を外して包丁で切った「舟和風芋ようかん」です。少しくぼみが出来ている部分もありますが、なめらかに固まっています。かっちゃんさんは糸で切っていましたが、包丁で切っても崩れることはありませんでした。お皿に盛り付けたら完成です♪
お芋がなめらかでおいしい!「舟和の芋ようかん」にかなり近い!
さつまいも、上白糖、塩だけで作った「舟和風芋ようかん」が、こちらです♪長方形に切った形といい、鮮やかなお芋の黄色といい、みっちりと詰まったなめらかな質感といい、かなり本家の芋ようかんに近い出来だと思います♪
フォークで切ってみてもこのなめらかさ♪口に入れると、噛まなくてもいいくらいになめらか~。上白糖の甘さと塩味をほのかに感じ、ようかんらしさが出ています。
今回は、なめらかでしっとりとした口当たりが特徴のシルクスイートを使ったので、しっとりなめらか~に仕上がりました。「舟和の芋ようかん」を食べたのは遠い昔なのですが、今回作ったものの方がやわらかいように感じました。
やわらかさについては、使うさつまいもの品種によって多少変わると思うので、違う品種で作るともう少し硬く仕上がるような気がします。
本サイト『あたらしい日日』では以前、舟和が紹介していた公式レシピ「焼き芋ようかん」を試した記事もありますよ。
興味のある方は2021年11月12日に公開された、『「いもようかん」を丸焼きしたら…スイートポテト風に大変身!バターの風味に蜜の味♡でうま過ぎた!』をご覧になってくださいね♪
「舟和風芋ようかん」も、バターで焼いたら絶対においしいはず!
材料3つだけでほぼ「舟和の芋ようかん」を再現出来る♪
YouTubeの料理チャンネル『kattyanneru』で見つけた「舟和風芋ようかん」は、本家の味にかなり近いおいしさに作れるレシピでした。
さつまいもの自然な甘さと上白糖のキレのある甘さを、少量の塩で味を引き締めているところが、とてもおいしく感じました。
さつまいもはバターを加えてスイートポテトにすることが多いので、和風の芋ようかんに新鮮さを覚えました。材料3つだけで作れるのもうれしいですよ!
なめらかに潰すのがポイントなので、フードプロセッサーやハンディプロセッサーを使って作ってみてくださいね。お持ちでない方はさつまいもを裏ごしすれば、なめらかに仕上がると思います。
「舟和の芋ようかん」をなかなか入手出来ない方にも、「舟和の芋ようかん」ファンの方にとっても、おすすめのレシピです。簡単に作れるので、ぜひ!
配信: あたらしい日日
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