■義母との関係は良好。一方、実母は……
ある女性は、義母との関係が良好とのこと。むしろ実母との付き合い方に“難”があるようです。
「義母はとてもコミュニケーション能力が高く、結婚前からフレンドリーに接してくれました。義実家は男ばかり。どうやら女の子がほしかったようで、娘のように思ってくれたのかもしれません。結婚後も態度は変わらず、人見知りの私でも気づけばたくさん会話できるようになっていました。
また、義母は性格が穏やかで、旦那と話していても『息子だから』と下に見ることなく、相手を尊重し、対等な立場で話しているのも好印象でした。
一方、実母とは仲が悪かったです。仲がよさそうに見えるのは、私が一定の距離を保っているから。実母は、自分中心に世界が回っていると思っていて、子どもである私のことは下に見てきますし、子どもの気持ちは二の次。自分が気に入らなければ、すべてを否定する性格です。気がつけば、実母のせいで自分に自信がなくなり、否定的なことばかり口走るようになりました。
社会に出てからすぐに結婚して、家を出ましたが、そのことについても散々文句を言われました。あれから10年以上経ち、いろんなことがありましたが、今は私が適度な距離感を保つことでよい関係になれています。ただ、それでも実母への憎しみは消えません」(30代・女性)
親の考えを子どもに押し付ける。親子関係において、“あるある”ですよね。否定ばかりされていては、ネガティブになってしまうのも当然。それにしても、「憎い」とまで言われてしまうって、よっぽどなのでは?
■良好な関係を築くには「距離」が大事?
続いては、「どちらとも仲が悪くない」という女性のお話。仲良くなるには、距離が重要なのかもしれません。
「夫とは別居婚のような感じで、私は今も実家に住んでいます。そのため実母とはかなり仲が良く、友人のような関係で、しょっちゅう一緒におでかけするので、周囲からも『本当に仲良しだね』と言われます。
実母は明るくて、よく笑う人。年齢を問わず、いろんな人とすぐに仲良くなります。歳を重ねてからも交友関係をどんどん広げ、尊敬できる部分がたくさんあります。
義母とも仲が悪いわけではありませんが、他県に住んでいることもあり、会う機会もほとんどなし。親しくなるチャンスが少なく、またつかみどころがない人なので、表面上はニコニコしていても、『実際は不満を持っているのでは?』と不安に感じることがあります。
義実家は男ばかりなので、私との接し方に戸惑っているのかも……という雰囲気もあります。義実家に行った時には家事を手伝おうと思っていますが、『やらなくていいよ』と言ってくれるんです。鵜呑みにしてよいものか、本当は手伝った方がよいのか、いつも悩みます。人としては好きですが、やはり住んでいる場所が遠くて、『仲良くなるタイミングがないな』と思います」(30代・女性)
義母と実母、どちらともうまくやれているというのは、なんだかこちらまでうれしくなりますね。物理的な距離を縮めるのはなかなか難しいかもしれませんが、今はリモートでできることも増えているので、そういったものをうまく取り入れていきたいものです。
(文・ママテナ編集部)