年末年始に向けて胃腸をいたわる!今から始める胃腸の養生レシピ

年末年始に向けて胃腸をいたわる!今から始める胃腸の養生レシピ

なにかとイベントが多く、外食や飲み会が続いて胃腸も大忙しになる年末年始。楽しく穏やかに乗り切るためにも、しっかりと養生のポイントをおさえて胃腸をケアしておきたいところですよね。そこで今回は、『おいしい漢方365』の著者で漢方アドバイザーの久保奈穂実先生に、年末年始シーズンに向けた胃腸の養生レシピを教えていただきました。

お粥は最強の養生食

お粥は胃腸薬にたとえられるほどの養生食。
「粥有十利(しょうゆうじり)」と言って、10もの効果があるとされているんです。

<お粥の効果>
1. 肌の色ツヤをよくする
2. 気力を増す
3. 寿命を延ばす
4. 食べ過ぎを防ぐ
5. 頭が冴え、言葉を滑らかにする
6. 胸やけを防ぐ
7. 風邪を防ぐ
8. 飢えを満たす
9. のどの渇きを潤す
10. 便通をよくする

薬膳では、お粥は米と水の割合で役割が変わるとされています。体調に合わせて作り分けてみてください。

体調に合わせたお粥の割合

・ 胃腸が健康な状態で、元気を補いたい場合は五分粥(米1:水5)。卵粥がおすすめ。

・ 少し胃腸が疲れ気味のときは七分粥(米1:水7)。山いも粥がおすすめ。

・ 食べ過ぎで消化不良のときは十分粥(米1:水10)。大根やかぶのお粥がおすすめ。

二日酔いにはお味噌汁

忘年会での二日酔いがつらかったら、朝食はお味噌汁にしましょう。

味噌は弱った胃腸を元気にして、お酒を解毒してくれます。二日酔いからくる倦怠感やむくみの解消にも効果的。ムカムカして気持ちが悪いときは、おろししょうがを入れましょう。

二日酔いでも、お味噌汁がおいしく感じるなら、体が欲している証拠です。