カビの種類を知ろう
現在、カビは8万種以上確認されているそうですが(10万近くとも)、通常浴室に見られるのは一番多い黒カビと、他にも青や赤、黄色や灰色などのカビもあるそうです。ピンク色っぽいカビのようなものを目にすることもありますが、これは赤カビか、カビではなく酵母や細菌である場合が多いようです。
いざカビ掃除を開始しよう
浴室のカビ掃除で注意したいのは、ブラシでゴシゴシこすらないこと。壁やゴムパッキンなどに細かい傷がつくと、カビがつきやすくなってしまいます。
カビ掃除の基本は市販の漂白剤!
カビ掃除の基本は、ドラッグストアなどで「カビ●●」という商品名で販売されている塩素系の漂白剤。黒カビをはじめ、どの色のカビに対しても(ピンクの酵母や細菌も含め)一番有効です。漂白剤を散布し、商品説明に書いてある時間放置した後、よく洗い流すだけ。施工面をラップで覆い放置するとより一層効果が上がるそうなので、試してみてください。
ただし、塩素系の漂白剤を使用する際は、他の酸性タイプの洗剤などと一緒に使わないこと。塩素系製品の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、酸性タイプの製品や酢などと混ざると塩素ガスが発生します。
市販のカビ取り漂白剤で落ちない場合は?
ドラッグストアなどでよく見掛ける市販のカビ取り漂白剤で落ちない場合には、プロの清掃業者に頼むか、より強力な業務用の漂白剤を使用してみる手もあります。
ただし、下で紹介しているような強力タイプは、ゴム手袋やゴーグルを装着しないと危険だったりニオイが強烈だったりと、通常の市販品と比べて注意して使用する必要があるようです。
野口商事 強力カビ取り剤 B-1 塩素系 スプレータイプ 500cc
カビが発生しない環境づくりが大切!
カビ(主に黒カビ)が発生しやすい環境とは、温度が20~30度、湿度が80~100%で、栄養となる人間の垢(あか)や石けんカスがあること。まさに使用した直後の浴室の環境なのです。
この環境を防ぐためには、使用後にまず冷水で壁や床を流し、石けんカスなどを落とすとともに温度を下げます。この際にタオルやワイパーなどを使って水分を拭き取っておくとベスト。窓があれば開け、なければ換気扇を回しつつ、入り口は開け放しておきましょう。さらに防カビ効果のある薬剤を定期的に使用すれば、カビ掃除とはオサラバできるかも!?