【セリの下処理】「洗い方」「茹で方」「保存法」学んでみた!“根”まで食べられます♪セリ鍋の「作り方」も

【セリの下処理】「洗い方」「茹で方」「保存法」学んでみた!“根”まで食べられます♪セリ鍋の「作り方」も

管理栄養士のともゆみです。セリは、メジャーな野菜ではありませんが、シャキシャキとした食感と独特の風味が何とも言えずおいしいくて、わが家の食卓には毎冬登場しています。そんなセリの下処理の仕方から茹で方、冷凍保存、セリ鍋の作り方までがニチレイのホームページで丁寧に説明されていました。なんと根っこも食べられるそう。セリをおいしく食べれるように一緒に勉強しませんか?

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ニチレイフーズのホームページの中にある「ほほえみごはん」では、手軽に作れる料理の紹介や、食材の冷凍方法なども掲載されています。今回はその中からセリについて詳しく紹介していきます。

シャキシャキした食感と独特な風味が特徴のセリ。数少ない日本原産の野菜のひとつで、春の七草にも数えられます。今回は下処理から茹で方、おすすめレシピ、冷凍保存までを野菜ソムリエの根本早苗先生が解説してくれました。

「セリの洗い方」を実践してみた!

丁寧に洗えば根まで食べられます。セリ鍋などに使いたい場合は、丁寧に汚れを落としてから調理します。お浸しや炒め物など根を使用しない場合は、根元を切り落とし、葉、茎のみを洗います。

1.セリを流水で洗いながら、細く茶色い根は取り除きます。
水を張ったボウルにセリの根を浸し、竹串などを使って根と根の間の汚れを丁寧にかき出します。

2.1のボウルの水を入れ替え、ボウルの中で葉や茎を洗います。セリ全体を水に浸し、ふり洗いします。

3.セリの根元を切り落とします。根元と葉・茎は分けて使います。
セリの根元は生のまま鍋に入れるほか、金平や天ぷらにしてもおいしいそうです。

※水耕栽培のセリの場合は、根にスポンジが付いているものもあるそうです。この場合、根は食べられないので、根元を切り落としてから洗い葉と茎だけを料理に使用します。

きれいに洗えたら次は茹でてみます。

「セリの茹で方」の説明通りにセリを茹でてみた

セリはシャキシャキとした食感がおいしいので、さっと茹でる程度にし、茹で過ぎないように気をつけます。

1.鍋に水をたっぷりと入れ、中火にかけて湯を沸かします。湯に対して1%の塩(湯1Lに対して塩10gが目安)を入れます。火加減は中火のまま、セリを立てて鍋に入れ、まずは茎を約5秒茹でます。

2.続いて全体を浸し、約5秒茹でます。

3.鍋から取り出し、すぐに冷水に入れ、水気を絞ります。

さっと茹でただけなのに、ちゃんと茹でられていて、色が鮮やかです。食べてみると、シャキシャキしていて歯ごたえがよく、香りもいいです。とてもおいしいです。

茹でたセリでお浸しを作りました。

「セリのお浸し」

【材料】
セリ(茹でたもの)…50g
白だし…小さじ1
しょうゆ…少々
かつお節…適量

【作り方】
1.セリは4cmの長さに切ります。
※色は悪くなりますが、根も使用可能です。根を使用する場合には、根だけで20秒ほど茹で、2cmの長さに切って使います。今回は根は使用しませんでした。

2.ボウルに1と白だし、しょうゆを入れ、混ぜ合わせます。器に盛り付け、かつお節をのせて出来上がりです。

シャキシャキのセリに、白だしとかつお節の旨味が入っておかず感が出ました。セリ+白だしで、ほうれん草のような庶民的なお浸しではなく、割烹料理店に出てくるような高級感がありますね。

お次は残ってしまったセリの保存です。

「セリの保存方法」

セリは食感や風味が大切な野菜なので、なるべく早めに使い切るのがおすすめです。どうしても使い切れない場合は、冷凍保存します。ただし、セリは冷凍すると水分が抜けて、食べるときに繊維が気になる場合があるので、短く切ってから冷凍します。

1.茹でたセリの葉・茎はしっかりと水気を絞り、1~2cmの長さに切ります。

2.1回分ずつラップで包みます。ジッパー付き保存袋に入れて空気を抜きながら袋の口を閉じて、冷凍庫に入れます。

冷凍したセリは1か月ほど保存可能です。解凍する場合は、冷蔵庫に入れて25gにつき3時間解凍します。和え物や汁ものの彩りとして使用します。

カブと生揚げのお吸い物に、解凍したセリをのせてみました。

一度冷凍したのに、鮮やかな色がキープされています。食べてみると、さすがに生のセリとは違い、シャキシャキ感はなく、少し繊維が気になりました。短く切っておいて正解ですね。香りもあまり感じないので、彩りとしての使用になりますね。

最後にきれいに洗った根付きのセリを使ってセリ鍋に挑戦です。

「セリ鍋」も作ってみた!

【材料】
セリ(根付き)…200g
鶏もも肉…200g
長ねぎ…1本
ごぼう…1/2本
舞茸…100g

[A]
水…600ml
酒…100ml
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ1
塩…小さじ1/4

【作り方】
1.セリはきれいに洗って、根が付いたまま6cmの長さに切ります。

2.鶏肉は一口大に、長ねぎは1cm幅の斜め切り、ごぼうはささがきに、舞茸は食べやすい大きさに手で裂きます。

3.鍋に[A]を入れ中火にかけます。煮立ったら2を加えて煮ます。

4.肉に火が通ったら1を加え、さっと煮たら完成です。

セリがシャキシャキでつゆがメチャウマ♡根っこもおいしい~~♪♪♪

セリがシャッキシャキでほろ苦くておいしいです。根っこは甘みがあってやわらかく、セリの香りが強いですね。根っこは繊維がすごくて食べにくいのかなと思いましたが、繊維感がなくやわらかいので、口の中で残らずに食べられます。つゆはいろんなだしが出てて、すごくおいしいです。鶏から出た旨味やコク、ごぼうの旨味もすごく感じますし、セリの風味もよくわかります。塩分控えめのつゆがおいしすぎてごくごく飲めちゃいます。セリがたっぷりと入っているので、セリ自体も存分に楽しめますね。

セリの成分

鮮やかな葉にはβ‐カロテンを非常に多く含みます。β‐カロテンの抗酸化作用で風邪予防をはじめ、がんや老化抑制などの効果が期待できます。セリはお浸しや鍋物にするのが一般的ですが、炒めものなど油と組み合わせることで、β‐カロテンの吸収率をアップできます。カリウム、鉄分を中心にミネラルも多く、認知症の予防に有効とされている葉酸の含有量も豊富です。カルシウムの吸収を高め、骨の健康を維持する役割のあるビタミンKが豊富なので、骨粗しょう症対策にも積極的に食べたい野菜です。


セリの洗い方から使い方まで一通り学ぶことが出来ました。根っこがおいしいって初めて知りました。スーパーでセリを買う時に、根が切られているお店もあったので、根が付いてるものが売られていたらまたセリ鍋をやりたいなと思いました。ただ、実はセリ鍋を食べたときに少し残ったので半日ほど置いておいたら汁ごと黒ずんでしまったので、作ったらすぐに食べた方がよさそうです。

参考にしてみてくださいね。

参考文献:
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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