飲むだけじゃない!料理にどんどん使いたくなる「甘酒」のおいしい活用術6選

飲むだけじゃない!料理にどんどん使いたくなる「甘酒」のおいしい活用術6選

栄養豊富で「飲む点滴」とも言われる甘酒。そのまま飲むだけでももちろんおいしいのですが、飲みきれなかったら、料理に活用するのもおすすめです。お砂糖代わりに使えば、コク深く複雑な甘味が素材の味を引き立ててくれます。さらに、甘酒には肉や魚をやわらかくする効果もあるんですよ。お正月に買った甘酒が余っている方は今すぐお試しを!

甘酒、冷蔵庫の中に余っていませんか?

体に必要なブドウ糖・ビタミンB群・必須アミノ酸・酵素などの栄養素が含まれていて、「飲む点滴」と言われるほど栄養価の高い日本伝統の甘味飲料「甘酒」。

特に米麹で作られた甘酒は砂糖を使っていないので、ダイエットにも効果が期待できると話題になり、近年話題の発酵食品の一つとしても人気です。

甘酒というとお正月に飲む機会が多いかと思いますが、お正月も過ぎ、冷蔵庫に余った甘酒が放置されたまま……なんてことはありませんか? そんなときは、料理に活用してみましょう!

甘酒のパワーが料理をおいしくする!

蓮根と人参の塩きんぴら

甘酒を料理に使うなら、お砂糖代わりに使ってみては? コク深く複雑な甘味が、素材の味を引き立ててくれます。

こちらの「蓮根と人参の塩きんぴら」は、@ayano.cookさんがお店で食べておいしかった「人参の塩きんぴら」をイメージして作った一品。無水鍋を使っているのもポイントで、根菜が甘くおいしく仕上がるそうですよ。

無水鍋(私はルクルーゼ)で、蓮根と人参をごま油で軽く炒めたらそこに酒と甘酒(お砂糖でも良い)を入れて、全体の半分くらいまで水を入れて柔らかくなるまで蓋をして煮ます。
柔らかくなったら、そこにみりんとお塩(又は塩麹)を入れて水分を飛ばしながら火を入れて、照りっとしてきたら火を止めてゴマを沢山ふって出来上がりです!(お好みでごま油を回しかけてもok)

食材は蓮根だけでも人参だけでもいいですし、そのほかにごぼう、椎茸、さつまいも、カボチャなどでも! おうちにあるもので気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。

甘酒おでん

寒い季節に食べたくなる料理といえば「おでん」。甘酒を使うと程よい甘みと旨みが加わり、とってもおいしく仕上がります。

こちらのおでんのおつゆは、具に使う昆布と鰹節の粉末小さじ1を加えた出汁1リットルに、甘酒100cc、さらに塩麹と醤油を50ccずつ加えています。

甘酒のやさしい味わいが昆布ベースのおつゆと絶妙にマッチ! 食べれば体の芯からぽかぽかと温まりますよ。

甘酒柔らかひとくちカツ

甘酒はお肉とも好相性。

甘酒にはたんぱく質を分解する「プロテアーゼ」という酵素が含まれているので、お肉を甘酒に漬け込んでから調理するとやわらかく仕上がります。

漬け込む時間は4時間~ひと晩程度がおすすめです。

トンカツにする場合は、漬け込んだ豚肉に衣をつけて揚げるだけ。衣はサクサク、中はジューシーなおいしさが楽しめます。ひとくちサイズなら食べやすくて、お弁当のおかずにもいいですね。

鰆の麹西京焼き

お魚も甘酒に漬け込んでから焼けば、ふっくらジューシーに仕上がります。漬け込みながら味付けもできちゃうので、あとは焼くだけと簡単なのもうれしいポイント。

鰆を甘酒、白味噌、酒で漬け込んでから焼く「鰆の麹西京焼き」なんていかがでしょう?

鰆でなくても、銀鱈や鮭などでもおいしく作れます。冷凍保存できるので、お魚がお買い得なときに作り置きしておくと便利ですよ。

甘酒のシチュー

甘酒を使えば、ルーやホワイトソース要らずでシチューが作れます。

こちらのレシピは、甘酒のほかに使うのは牛乳、水、塩、こしょうのみ。仕上げにお好みでバターを10g程加えるのもおすすめなのだとか。

市販のルーや小麦粉を使ったときのようなとろみは出ないものの、甘酒のとろみと旨み、ほんのりとした甘みが楽しめます。

電気圧力鍋なら、ほぼほったらかしで完成しちゃうので、ぜひお試しください!

参鶏湯風雑炊

韓国の伝統料理「参鶏湯(サムゲタン)」を手軽に楽しめるのがこちらの「参鶏湯風雑炊」。

甘酒のほか、“温め食材”の生姜、ネギ、蓮根もたっぷり入っているので、食べれば体がぽかぽかとしてきますよ。

手羽元を使っていますが、手羽先や鶏もも肉、鶏胸肉でもOKです。やわらかい鶏肉や蓮根のとろみもおいしくて、これはまさに寒い日のごちそうです!