『貯金はいくらあるの?』義母に聞かれた理由⇒危うく肩代わりさせられそうに!?≪家族とお金≫

『貯金はいくらあるの?』義母に聞かれた理由⇒危うく肩代わりさせられそうに!?≪家族とお金≫

第27回 【実録】ママテナ人生劇場
「金の切れ目が縁の切れ目」なんて言うけれど、たとえ家族でも、金銭感覚が合わないと関係がギクシャクしてしまうもの。そこでママテナでは独自のアンケート調査を実施し、「家族とお金」をテーマに話を聞きました。
※全国にお住まいの20代~60代の男女、インターネット調査

■お金に執着する母に振り回される

まずは、お金が原因で「実母」との関係が悪化したという女性のお話です。

「昔からお金に細かい実母。よく言えば“きっちり”ですが、悪く言えば“ケチ”な性格で、『あなたにはこのくらい使った』『この仕事をしていたらいくら稼げた』と、いつもお金の話ばかりでした。私には弟がいますが、『弟にはこれをもらった』などといちいち報告してくるのも、なんだか自分が責められている感じがして、嫌でたまりませんでした。

とはいえ私もそんな母の扱いに慣れていき、結婚後は特に問題なく過ごしていましたが、弟とはいろいろと揉めていたようです。話をまとめると、(1)弟の大学は県外で、学費も高額だった。(2)母は苦労しながら学費や仕送りをしていた。(3)大学を卒業後、弟は就職して、いわゆる“高給取り”になったのに『何もお返しがない』ということらしい。

私に弟の愚痴を言ってきて、その勢いもあってか、『あなたの学費は弟の半分だったから』と、突然まとまったお金を持ってきました。さすがに断りましたが、『実家にいる時に入れてもらったお金だから』と、母も一歩も引かず。結局、受け取ることにしました。

しかし、それから一年ほど経った頃。手のひらを返したように『あの時のお金は実家に入れてもらった分ではなかった』『それはずいぶん前に返した』と言いにきました。一方で、恩着せがましく『でもあれはもうあげたものだから』とも言われました。逆恨みされるのも嫌なので、その言葉を受けて全額返金。子どもたちがお年玉などでもらう分は別として、母からお金を受け取らないようにしようと心に誓いました」(40代・女性)

「あなたにはこのくらい使った」。この言葉、かなり闇が深い気が……。また、一度もらったお金について、あとから難癖をつけられても困りますよね。しかもこの方は、断ろうとしていましたし。絶縁もせず、「よく関係を続けているなぁ」と思ってしまうのは、私だけでしょうか?

■結婚前はいい人。結婚後に本性が……

「貯金はいくらある?」――親しい間柄でも聞きにくいことですが、この一言で義母・義父との関係に亀裂が入ってしまった女性もいるようです。

「私は、結婚前からよく義実家を訪れていました。特にトラブルもなく、本当に“ごく一般的な家庭”というイメージでしたが、結婚してから雲行きが怪しくなり始めました。そのきっかけは、義母からの『貯金はいくらある?』という質問。

私の貯金は、独身時代に貯めたもの。『なんてデリカシーがないんだ』と思いながらも、こんなことは初めてだったし、元々はまともな人たちだと思っていたので、とりあえず『そんなには……』と濁し、苦笑いをしてやり過ごしました。

その後、みんなで食事をしていた時。今度は義父から『家のローンのことなんだけれど』と、お金の話を持ち出されました。どうやら夫の実家はまだ住宅ローンの支払いが終わっていないらしく、自分たちが定年退職をしたあとの支払いに不安を抱えている様子。暗に、『代わりに返済してほしい』と言っているようでした。

私たちもマイホームを買う予定があり、当然他人のローンを返済する余裕なんてありません。まさかそんなことを言われるとは夢にも思っていなかったので、テンパってしまいました。夫も呆れた顔をしていて、『俺たちに期待するのは本当にやめてくれ』と言ってくれたので逃げられましたが、それからは義実家との付き合いに少し距離を置くようになりました」(30代・女性)

自分たちの生活もあるのに、他人を助けている余裕なんてない。この女性だけでなく、多くの方が同じ考えだと思います。最初からあてにされているのも、なんか嫌ですよね。きちんと反論してくれた夫さん、グッジョブです!
(文・画像:ママテナ編集部)

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ママテナ編集部
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