胃腸の調子を整える大根おろし!
大根には消化酵素が豊富に含まれており、疲れた胃腸の調子を整える働きがあります。消化酵素は熱に弱いので、大根おろしなど生で食べるのがオススメです。
【消化酵素:アミラーゼ(ジアスターゼ)】
アミラーゼはでんぷんを分解して消化を促進し胃もたれなどに効果が期待でき、体内の有害物質をデトックスすると言われています。
【消化酵素:プロテアーゼ】
プロテアーゼは身体の中で不要になったタンパク質を分解すると言われています。
【消化酵素:リパーゼ】
リパーゼは身体の中の脂肪を分解する働きがあるため、ダイエット効果が期待できます。
【イソチオシアネート】
大根の辛み成分「イソチオシアネート」も胃腸の分泌を促進し働きを助ける他、代謝アップや抗酸化作用がありアンチエイジングやダイエット効果も期待できます。イソチオシアネートは、大根の細胞を壊す(おろす・切る)ことで生成されるそう。大根おろしが風邪に効果的と言われているのは殺菌作用や抗炎症作用によるものと考えられています。
大根おろしの辛みを調節する方法とは
大根はおろす部位やおろし方で辛みが変わります。
【大根の部位と味】
大根は部位によって味が違います。
◆葉の近くの上部:甘みがある
◆真ん中:甘みと辛みのバランスがとれている
◆ねっこ近くの下部:辛みがある
大根おろしをする際は、好みや料理によって使う部位を選びましょう。
【大根の辛みを抑えるおろし方】
大根の辛み成分イソチオシアネートは、大根の細胞を壊す=おろしたり切ったりすることで生成されます。大根おろしの辛みを抑えたい場合は、細胞をできるだけ壊さないよう円を描くようにゆっくりおろすのがオススメです。
大根おろしの辛みはおろしてすぐの時が最も強く、時間の経過とともに揮発するため辛みが薄れると言われています。ただ、時間の経過とともに酸化して一部の栄養が損なわれるので注意しましょう。
大根のすりおろし汁は栄養豊富
大根のすりおろし汁を捨ててしまうことがあるかと思いますが、すりおろし汁にもビタミンやミネラル、消化酵素などの栄養が豊富に含まれており、胃腸の疲れや二日酔いなどに効果があると言われています。
大根のすりおろし汁はそのまま飲むには辛みや苦味があり飲みづらいため、いくつかの活用方法をご紹介します。
◆果汁100%のジュース、お酢やハチミツなどを加えてドリンクに
◆醤油などの調味料をプラスして、サラダのドレッシングに
◆麺つゆを薄める時に使用(サッパリ風味になります)
◆お肉の漬け込み時に使用(お肉が柔らかくなります)
◆古米を炊く時に使用(少量加えることで白く炊き上がります)
いかがでしたか?年末年始のイベント続きで疲れた胃腸。大根おろしを活用して胃腸の消化を促進し疲れを取りましょう。