堪忍袋の緒が……
2日ほど休ませてもらい、少し体調が戻ってきたので、一応姑にお詫びをしました。すると姑は睨みつけるように私を見て一言、「少し良くなったんなら手伝いなさいよ!」と言ったのです。
周囲には義姉や義妹だけではなく、夫・舅・義兄・義弟がいました。それでも姑の言ったことを誰も咎めないのです。私は一気にはらわたが煮えくり返り、堪忍袋の緒が切れました。
ムッとした様子の私を見て、姑から「言いたいことがあるなら言えば?」と挑発されたので、
「もう帰ります。そして二度と来ません。邪魔な人間がいなくなってあなたたちもスッキリするでしょう?」と言い返しました。
焦った顔
普段言い返すことなんてなかった私の剣幕に、姑・義姉・義妹は一瞬たじろいでいました。
でも一番焦ったのは夫です。
「嫁が大変な思いをしていても何もしてくれないのなら、あなたももう結構です。」と伝えて、私は1人で帰ることにしました。
「そんなに怒らなくても……」と夫はなだめてきましたが、私は今までの恨みを忘れることができなかったので、夫を振り切って義実家を後にしました。