冬はかぼちゃがおいしい季節。煮物や炒め物に使うことが多いですが、甘いのでスイーツにもイケます♪今回はドイツ発のYouTubeチャンネル『Gesund und schnell』で見つけた、見た目がゼリーのようにツヤツヤの「かぼちゃのデザート」に挑戦してみます♪使うのは…粉寒天⁉ドイツに粉寒天があったとは、初めて知りました。一体どんなお味なのでしょう?材料は4つだけ。家にある材料でOKです♪
【レンチン4分】冷やせば「濃厚かぼちゃタルト」出来た!生地もビスケットでお手軽♪滑らか~な舌触り♡
「かぼちゃのデザート」考案者はドイツ人男性のアレクサンダーさん
「かぼちゃのデザート」を見つけたのは、ドイツ発のYouTubeチャンネル『Gesund und schnell』。タイトルも概要欄もドイツ語で書かれていたのでグーグル翻訳してみると、タイトルは「健康的で速い」という意味に。
きっと、スピーディーにヘルシーな料理を作れるという意味なのでしょう。チャンネル登録者数は245万人!人気がある料理チャンネルのようですよ。
レシピ考案者のアレクサンダーさんはビーガン料理、肉料理、節約料理など、さまざまな料理を試すのが大好きだと概要欄に書かれていました。
今回挑戦する「かぼちゃのデザート」は、ゼラチンではなく粉寒天で固めていました。ドイツにも寒天があるなんて驚き!さっそく作ってみたいと思います。
寒天で固めるのがポイント!「かぼちゃのデザート」を作ってみた!
【材料】(作りやすい分量)
かぼちゃ(正味)…250g ※今回は1/4個(約350g)使用
砂糖…50g
レモン(国産)…1/4個
粉寒天…4g
水…25ml
1. かぼちゃは種、わた、皮を取り除いて小さく切ります。
かぼちゃの鮮やかな色を引き出すため、皮は取り除いて実だけを使います。ひと口サイズくらいに切りました。
2. 鍋にかぼちゃとかぶるくらいの水(分量外)を入れ、やわらかくなるまで茹でます。
今回は8分茹でると、竹串がスッと刺さるくらいにやわらかくなりました。
3. 鍋に湯切りしたかぼちゃを戻し、ハンドブレンダーなどでなめらかに潰します。
ハンドブレンダーを使うと、30秒くらいでペースト状に。少し面倒ですが、裏ごししてもなめらかになりますよ。
4. 砂糖としぼったレモン汁を加え、弱火で砂糖が溶けるように混ぜます。
砂糖とレモン汁を加えて弱火にかけると、かぼちゃペーストが少しゆるくなりました。
5. 粉寒天に水を加えて混ぜます。それを4のかぼちゃペーストに加え、混ぜながら4分加熱します。
日本のレシピでは、粉寒天4gに対して500mlくらいの水で溶かして煮詰めるのが一般的な印象。けれど、アレクサンダーさんのレシピでは、寒天に水25mlを加え、なじませてから使っていました。かぼちゃペーストの水分も考慮しているのでしょうが、一体どんな硬さに仕上がるのか興味津々!
砂糖とレモン汁を加えたかぼちゃペーストに、水と混ぜた粉寒天を加えます。
寒天は90℃以上で溶けるので、弱火で4分間混ぜて溶かします。鍋底や鍋肌のかぼちゃペーストが焦げないように絶えず混ぜましたが、ペーストが重たい!まるであんこを練っているような重さでした。そして、ほんのりと寒天の香りがしました。
6. かぼちゃペーストを型に入れ、粗熱が取れたらラップをかけて冷蔵庫で固まるまで冷やします。
練ったかぼちゃペーストを型に入れて表面を平らにします。ペーストはかなりねっとりしていて、シリコンベラで表面を撫でてもくっつきました。ラップを密着させて手で均等に押すと、平らにしやすいですよ。
ラップをそっと剥がすと、大体平らになった様子。このまま25分ほど置いて、粗熱を取ります。寒天で固めているので、粗熱を取った時点で少し固まっているように見えました♪
冷蔵庫に入れて、しっかりと冷やします。今回は1時間30分ほど冷やしました。
表面はツヤツヤ&中はしっとり♪芋ようかんのかぼちゃ版みたいな味
ドイツ人のアレクサンダーさん考案の「かぼちゃのデザート」が完成しました。粉寒天で固めたので、型から外す時に気持ちよくツルンと剥がれました。
かぼちゃの濃いオレンジ色が、まるで完熟の柿のような色!一見すると柿のゼリーと見間違えてしまいます。
切り分けた「かぼちゃのデザート」はこんな感じです。表面はツヤツヤで輝いていますが、中はしっとりとしたかぼちゃのペースト感が残っています。フォークで刺した感じもスッと入るやわらかさです。
食べてみると、味は芋ようかんにかなり近い味。でも、レモン汁を加えているので少し酸味を感じます。表面は寒天らしい歯ごたえがあって水ようかんを思い起こさせますよ。
ドイツ人のレシピなのに和菓子のような味と質感で、なんだかおもしろい!甘味はかなり控えめなので、食後のデザートには少し物足りないかも。冷製サラダやヘルシーおやつという感覚で食べるのがよさそうです。
寒天を使えばバターやゼラチン不要でヘルシーに固められる♪
ドイツ発のYouTubeチャンネル『Gesund und schnell』で見つけた「かぼちゃのデザート」は、寒天を使って固めるのがポイントでした。
冷たいデザートはゼラチンで固めるレシピが多いのですが、アレクサンダーさんは肉由来の食材を使わないビーガン料理も作るのが好きとのこと。だから、海藻由来の寒天を使ったのかなと思います。
寒天を使う場合は、煮溶かす水の量がゼラチンよりもたくさん必要だという認識でいましたが…。今回のレシピを試してみて、粉寒天でもゼラチン並みの水の量で固めることが出来るのだと、わかりました。
そしてかぼちゃペーストがこしあんだったら、水ようかんにそっくりな作り方だなと感じました。
かぼちゃようかんのような「かぼちゃのデザート」は、日本人の味覚に合う和菓子のようなデザートですよ。ドイツ発のかぼちゃスイーツをぜひ、お試しくださいね。
配信: あたらしい日日
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