こんにちは！鹿児島県でとうもろこし・西洋野菜を栽培する農家の瀬川知香です。本格的に寒～くなってきましたね。こんなとき、わたしは「鶏飯」を作ります。あ、鶏肉をご飯に炊き込んだり上にのせたりする”とりめし”じゃないですよ。鹿児島県の郷土料理で”けいはん”と読みます！鶏がらをじっくり煮込んだスープを、ほぐした鶏肉と野菜をのせたご飯にかけて食べる、旨味がギュっと詰まった一品です。今回紹介するのは、チキンコンソメを使った時短バージョン！これを食べて温まりましょ♪
【農家直伝】体の芯から熱くなる!?鹿児島県のホットな「さつま汁」作ってみた！豚汁の具材大盛り鶏バージョン♪
旨味じんわり♡「チキンスープで作る鶏飯」
材料（4人分）
鶏むね肉…1枚（250g）
ご飯…2合分
しいたけ…8枚（100g）
にんじん…1本（100g）
卵…2個
しょうが…1かけ（15g）
漬け物（お好みのもの）…適量
青ねぎ…1本
薄口しょうゆ…適量
刻みのり…適量
塩…適量
水…600ml
お湯…適量
［A］
チキンコンソメ（固形）※…2個
酒…大さじ2
塩…小さじ1/2
※鶏がらスープの素（顆粒）でもOK。
作り方
1．鶏むね肉は早く火が通るよう、厚みを半分に切ります。
2．鍋に水、薄切りにしたしょうがと［A］の調味料を加えて強火にかける。
3．煮立ったら中火にして鶏肉を入れ5分茹でる。
茹でたら火を止め、鶏肉をゆで汁に浸したまま冷まします。
こうすることで、旨味が鶏肉に戻りしっとりします。
4．冷ました鶏肉を取り出し、細かく裂く。裂いた鶏肉にゆで汁大さじ2をかけて、味を染みこませ、残りのゆで汁はとっておく。
5．しいたけは石づきを取り、かさの部分を薄切りにし、軸の部分は細かく切る。にんじんは皮を剥き、細めの拍子木切りにする。
6．しいたけを耐熱皿に入れ、3のゆで汁大さじ3かけてラップをし、600Wの電子レンジで5分加熱する。にんじんも同様に加熱して火を通す。
7．錦糸卵を作る。卵2個を溶いて、油（分量外）を少量引いたフライパンに流し入れ、薄く広げて弱火で焼く。表面が乾いてきたら菜箸等で返して、裏面を10秒ほど焼き取り出す。冷めたら細切りにする。
お好みで砂糖（分量外）を入れて、ほんのり甘めに仕上げてもおいしいです。
8．青ねぎを小口切りにする。
9．3のゆで汁に湯を加えて1000mlにし、薄口しょうゆと塩を加えひと煮立ちさせ、お吸い物よりやや濃いめの味付けにする。器にご飯を盛り、4の鶏むね肉、6のしいたけ、にんじん、7の錦糸卵、お漬け物を盛り付け、8の青ねぎをちらし、だしをかける。
最後に刻みのりを散らし完成！
お好みで、わさびやゆずこしょう（分量外）をかけて食べるのもオススメです。
キラキラ輝く澄み切ったスープをひと口飲むと、鶏の旨味をしっかりと感じます。短い煮込み時間でしたが、鶏むね肉とチキンコンソメのダブル使いで、じっくり煮込んだような味に仕上がっています。
ご飯の上に乗せたにんじんやしいたけからも、素材の味が染み出ていてとってもやさしい味わいになっています。
食べ終わった後には、しょうが効果で体がポカポカしてきました。まさに寒さ知らずです！
食欲がないときや二日酔いの朝にもいいと思いますので、いまの時季にぴったりです。
チキンコンソメを使って簡単に作れる「鶏飯」をみなさんもぜひ、作ってみてくださいね。
冬の風物詩「大根やぐら」本格シーズン到来！
いよいよ冬本番になり、わたしが住む南九州市の頴娃（えい）町でも、「大根やぐら」が建ち始めました。
青空にまっ白な大根が映えますね。
冬の寒風が大根の旨味を閉じ込め、甘さと旨味が増し、お漬け物に最適な大根になります。
出荷するまであと少し、がんばれ～！
今後も農家として、また宿の女将として、畑の様子・宿やまちの様子を鹿児島からお届けしていきます！
頴娃のお福分け
瀬川知香（せがわ ちか）さん
鹿児島生まれ、鹿児島育ち。高校卒業後、旅行業界を志し、大阪の旅行系専門学校に進学。大阪の旅行代理店、高知県の観光協会、鹿児島県内の観光系NPO法人勤務を経て2015年に南九州市頴娃町に移住。これまでの観光業での経験を活かし、宿泊施設の運営や農業体験プログラム「畑旅（はたたび）」の企画等を行う。2018年にとうもろこし農家に嫁ぎ農業にも従事するようになる。農業と観光の連携に邁進する。
★暮らしの宿 福のや、（宿泊施設案内）
https://www.fukunoya-ei.com/
★大野岳の麓 茶や、（宿泊施設案内）
https://chaya-ei.jimdofree.com/
★頴娃のお福分け（畑の様子や農産物の案内）
https://eino-ofukuwake.jimdofree.com/
配信： あたらしい日日
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