残ったシューマイの皮はどう使う?
スーパーのひき肉売り場の近くに置いてあることが多い「シューマイの皮」。商品によっては「ワンタンの皮」とも表記されていますが、「ギョーザの皮」と比べて、あまり買う機会がないという方も多いかもしれません。
シューマイを作るために買っても、半端に残ってしまった時など、どう使えばいいのか…?となりがち。
実はシューマイの皮は薄くて火が通りやすく、さまざまな食べ方ができる食材なんです。
今回は、冷蔵庫内で場所も取らず安価な「シューマイの皮」を使って、「作りたい時に作りたいだけ」作れる、お手軽レシピをご紹介します!
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サモサ風
野菜をスパイスでいため、小麦粉生地で包んで揚げたインド料理の「サモサ」を手軽に作ります。
材料(4人分):
ジャガイモ 1個(約150~200g)
A:サラダ油 大さじ2
A:タマネギ 1/4個
A:クミンシード 小さじ1/4
冷凍グリンピース(むき枝豆に変更しても、なくてもOK) 大さじ2
塩コショウ 各少々
シューマイの皮 16枚
サラダ油 適量
作り方:
① ジャガイモは皮をむいて1㎝角に切り、沸騰した湯で5分ほどゆで、ざるにあげて水気を切る。
② タマネギはみじん切りにする。
③ フライパンにAを入れて中火で熱し、タマネギがしんなりしたらジャガイモとグリンピースを加えてざっと混ぜ、塩コショウで味を調える。
④ シューマイの皮のフチに水をつけ、いためたタネを大さじ1ほど入れて、4つの角を中心で合わせ巾着のように包んだら軽く具の部分をおさえて厚みを薄くする。
⑤ 別のフライパンに1㎝くらいの深さまで油を入れ、皮がきつね色になるまで揚げ焼きにする。
チーズやエビなどお好みの具材でアレンジ可能!
今回ご紹介したのはサモサ風ですが、チーズやエビなどお好みのものを包んでもらえればOK。残った肉じゃがやきんぴら、グラタンなどのおかずリメイクにも使えます。
皮が薄いので、破れたりはみ出さないよう、具の詰めすぎに気をつけましょう。
逆さまシューマイ
包まず簡単! 野菜もとれてお弁当にも使える1品です。
材料(4人分):
もやし 1袋
ニラ 5本
豚ひき肉 250g
A:鶏がらスープの素(かりゅう) 小さじ1
A:砂糖 小さじ1
A:しょうゆ 小さじ1
A:ショウガ(すりおろし) 小さじ1/4
A:塩 小さじ1/4
A:片栗粉 大さじ2
タマネギ 1/4個
シューマイの皮 12枚
作り方:
① ニラは5㎝の長さ、タマネギはみじん切りにする。
② ボウルに豚ひき肉を入れて粘り気が出るまでよくこね、Aを加えてさらに混ぜる。
③ タマネギを加えてざっと混ぜたら12等分にして丸くする。
④ フライパンにもやしとニラを敷き、間隔をあけてタネを並べる。
⑤ タネ1つ1つにシューマイの皮を重ねて上から軽く包み、水50mlを回しかける。
⑥ 蓋をして中強火で10分ほど加熱する。
野菜はレタス、キャベツ、白菜などで代用OK!
下に敷くもやしとニラは、鍋底にくっつかないためなので、レタスやキャベツ、白菜でも代用できます。
エッグタルト
少ない材料なのに手が込んでいるように見えるので、持ち寄りの機会にもピッタリなお菓子です。
材料(6個分):
シューマイの皮 18枚
バター 10g
グラニュー糖 適量
A:卵 1個
A:グラニュー糖 大さじ2
A:牛乳 150ml
作り方:
① バターはレンジ加熱か湯煎で溶かす。(電子レンジの場合、耐熱皿に入れてラップをせずに溶けるまで約20~30秒加熱する)
② シューマイの皮にバターを塗ったらグラニュー糖をひとつまみ振りかけ、少しずらして別の皮を重ねる。再度バター・グラニュー糖をかけ、さらにずらしてもう1枚皮を乗せる。
③ グラシンカップを敷いたマフィンカップに重ねたシューマイの皮を入れて形を整える。
④ ボウルに卵とグラニュー糖を入れて良く混ぜ、さらに牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
⑤ 合わせた卵液をカップの中に流し、180度のオーブンで約20分、皮がきつね色になって卵液に薄く焼き色がつくまで加熱する。
熱々でも冷めても美味しいエッグタルト!
今回はマフィンカップを使いましたが、シューマイの皮生地がくずれたり卵液が流れないように工夫できれば、ココット皿やマドレーヌや蒸しパンで使うような硬めのアルミカップを使ってもOKです。
出来立ての熱々を食べれば周りはカリカリ、しっかりとクリームの甘さが感じられますし、数時間冷やせば全体的にしっとりとして落ち着いた甘さが味わえます。
まとめ
今回はシューマイの皮を使って作れるアレンジメニュー3品をご紹介しました。どれも少量ずつ・短時間で作れるので、ちょっと1品足したい時、小腹を満たしたい時に便利です。
使い切れなかった「シューマイの皮」は冷凍保存も可能です。ケチャップやチーズを塗ってピザ風に、春巻きやラザニアの代用など、その薄さをいかしてさまざまな食べ方ができる食材です。もしもの時の便利食材としても、ぜひ活用してください。
<執筆者プロフィル>
露崎奈津子
料理講師・料理教室「なつやすみ」主宰。親子&キッズ講座やお魚をさばく講座、マンツーマンレッスンなどの対面レッスンを開催するほか、オンラインでは、オーダーメイドの献立立案&レシピ提供サービスも好評。
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配信: 防災ニッポン