「自立したい」難病を抱え働けるのか模索する私。自分の個性が人生の転機に…<夫の扶養から出る>

「自立したい」難病を抱え働けるのか模索する私。自分の個性が人生の転機に…<夫の扶養から出る>

保育士として働く2児の母、みりんぼしだよさん。長女の「結婚してもママになってもバリバリ働くから!」という言葉を聞き、夫の扶養を抜けることを決意します。ある日、体中にアザがあることに気づき病院を受診することに。特発性血小板減少性紫斑病という難病を持つみりんぼしだよさんは、医師から「危険な状態だ」と言われ、自宅で絶対安静の日々を過ごすことになるのです。ふと、さまざまな表情を見せる娘たちの写真を組み立てるみりんぼしだよさん。娘たちの成長を振り返りながら、「いつまでもいじけていたらだめだ」と自分へ喝を入れるみりんぼしだよさん。娘たちのキラキラとした姿を見て、「私は私として、ステキな人になりたい!」と思いを新たにするのでした。


その後、治療に専念しますが、思うような結果が得られず入院をすすめられるのでした。しかし、入院は避けたいみりんぼしだよさんは、次の面接予定を辞退し、体を休めることを最優先するのですが……。

人生の転機が!



























療養期間が1週間すぎ、夫に対し「どうして父ちゃんは何もしないんだ?」と不満を募らせるみりんぼしだよさん。娘たちに問いかけると、「父ちゃんだから?」と許されてしまうのでした。この状況に納得がいかず、「困ったら言う。我慢せずにお互い助け合って乗り越えよう」と今の思いをホワイトボードに胸の内を書き込むのでした。


その後、娘たちは率先して家事をしてくれるように。夫も少しは気にかけてくれるようになったものの、家事に対する認識のズレがあるのか今一歩の状態が続きます。人の顔色を伺ってしまい、口にして伝えること、頼ることが苦手なみりんぼしだよさんは、また本音を隠し無理を続けるのでした。


そのころ、新薬を試したところ、改善の兆しが見られホッと胸を撫で下ろすのでした。しかし、薬があるからとはいえ、すぐに働くのは厳しい状態のまま。自立したいと考えるみりんぼしだよさんは、昔からの夢であった作家への転身を決意します。エッセイを描くことで、「毎日違う色でいい。日々変わりながら生きるのいいな」「どんな自分も受け入れてみるのも楽しいかもしれない」と思うのでした。


自分の特性を理解し、天職を見つけることができたみりんぼしだよさん。自立したいという思いから、どんなに体や気持ちがつらくても前向きに考え行動することはなかなかできることではないでしょう。今回のお話でもたくさんの色を見せてくれたみりんぼしだよさん。今後の活躍を応援していきたいですね。


※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


※特発性血小板減少性紫斑病について…血小板数が10万/µL以下に低下し、他の疾患が否定されたときに診断されます。治療はステロイド、免疫グロブリン大量療法、ヘリコバクター・ピロリ菌陽性者の場合は抗生剤による除菌があります。

このほか、みりんぼしだよさんはさまざまなマンガをInstagramで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

ブログ:保育士みりんのデクノボウ日記(外部サイト)


監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター みりんぼしだよ

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