100均パトロールで発見!災害時にも旅行にも便利そうなアイテムを使ってみました


100均で災害の備えに役立つアイテムがたくさん販売されていることは、防災ニッポンでこれまでも紹介してきました。

「ここまでそろった!100円ショップで防災グッズ買ってみた」

「外出時の心強い味方!防災ポーチを100均で作ってみた」

常に新しい商品が登場する100均。防災グッズとして使えるものはないか、さらにパトロールしてきました。今回はダイソーとセリアの2店舗に行って、「これは防災グッズとしても便利そう」と思った商品を4つピックアップしました。

実際に使ってみて、使い心地はどうか、防災グッズとして活躍できそうかレビューします。防災グッズとしてだけではなく、旅行でも活躍しそうな商品なので参考にしてください。

こちらの記事もおすすめ!→100均の防災グッズでここまでそろう!乳児~幼児のいる家庭向け防災セット

圧縮タオル


こちらはセリアで購入した「圧縮タオル」(各サイズ税込み110円)。店頭にはSサイズ・Mサイズ・Lサイズがありました。Sサイズは20枚、Mサイズは8枚、Lサイズは6枚入りです。ダイソーでも同じような商品が販売されています。

広げる時は水に浸して!

タブレット型に圧縮されて小さくなったタオルが1枚ずつ個包装になっています。上の写真で手に持っているのはSサイズ。ラムネ菓子に見えるくらいのコンパクトさです。普通のタオルだとどうしてもスペースを取ってしまうので、防災グッズとして備えておくにはかさばらなくて良さそうです。

タオルを広げる際、乾いたままでは広げられないため水に浸す必要があります。水の量はSサイズで5ml、Mサイズで10ml、Lサイズで15mlほどあれば十分でした。

水を入れた容器にSサイズの圧縮タオルを入れると、水をぐんぐん吸い取って膨らんできました。水を含んでほぐれてきたら手で広げます。

Sサイズはメッシュのような不織布

Sサイズはメッシュっぽい生地の不織布です。生地の質感も大きさも汗拭きシートのような感じです。「タオル」と聞くと綿のパイル生地を想像しますが、こちらはレーヨン100%の不織布です。


3サイズを広げて並べてみました。大きさの違いはこんな感じです。広げた際のサイズは、Sサイズは約26×16cm、Mサイズは約26×21cm、Lサイズは約35×23cmです。

M、Lは厚手のキッチンペーパーのような質感

M・LサイズはSサイズと生地が違います。M・Lサイズのほうが厚みのある生地で、厚手のキッチンペーパーと言った感じの質感です。(左がSサイズ、右がM・Lサイズの生地)


耐久性については、洗って繰り返し使うのは数回が限界といった感じ。M・Lサイズのほうの生地は吸水性がよく、手拭きや汗拭きに便利そうです。

残念なのは一度濡らさないと使えないこと。乾いた状態でタオルを使いたいときは、一度濡らして広げてから干さないといけません。夏は濡れタオルにして身体を拭いて暑さをやわらげたり、お風呂で身体を洗ったりなど、濡らしてタオルを使う場面では重宝しそうです。

魅力はコンパクトさ 用途を考えて購入を!

こちらの圧縮タオルの魅力はものすごくコンパクトなところです。パンパンになりがちな非常持ち出し袋でも余裕で何枚も入れることができます。ただし、不織布なので一般的なタオルを想像して使うと期待外れになってしまいそう。軽く手や顔を拭いたり、汗を拭ったりするのには向いています。使うシーンを想像してから購入することをおすすめします。

圧縮ソックス


こちらはセリアで購入した「圧縮ソックス」(各サイズ税込み110円)です。ダイソーにも同じような商品があるようです。店頭で見つけたのは22~24cmサイズと25~27cmのものです。

ぬらさなくてOK! 手で広げられる

先ほどの圧縮タオルのようにタブレット型になっていますが、こちらはシュリンクを外したら水で濡らさずに手でほぐすように広げることができます。

広げるとこんな感じ。左が22~24cm、右が25~27cmサイズです。足首までの丈のソックスです。小さく圧縮されているのでシワシワです。また、両サイズで生地の違いはありませんが、小さいほうにはつま先に白いラインが入っています。

生地は薄くても使用に問題なし

生地は薄めですが、使用にはまったく問題ありません。小さいサイズを履いてみました。(足のサイズ24cm)あんなに小さく圧縮されていたとは思えない履き心地で、一般的な靴下とさほど変わりなく使えそうですが、薄めなので冬に足先を温めることは少し難しいかもしれません。

コンパクトなのは嬉しいポイントです。いつもストッキングで通勤している方など、職場に置いておく災害時用の靴下として備えておいても良さそうです。

日常では、雨の日に替えの靴下として持ち歩くといった使い方も便利そう。コンパクトなのでバッグに入れても邪魔になりにくいです。

携帯用コンパクトレインポンチョ

続いては、「携帯用コンパクトレインポンチョ」(税込み110円)。全く同じ商品がセリアでもダイソーでも販売されていました。手のひらサイズで重さが17gと、かなりコンパクトな商品です。レインポンチョでこれだけ小さいものはほかに見たことがありません。


広げて着てみるとこんな感じです(身長160cm)。丈は膝上くらいで腕は20cmほどはみ出てしまいました。

大人だと腕がはみ出す

身長118cmの娘にも着てもらいました。腕はすっぽりおさまり、丈は床から5cmほど上になりました。大人用と記載がありますが、身長120cm程度以上であれば子どもが着ても問題なさそうです。


コンパクトな分、生地はかなり薄めです。スーパーの袋詰め台にある無料の袋くらいの薄さで、動くとカサカサと音がします。

繰り返しの使用は向かず

小さく生地が軽いため仕方がありませんが、歩くとフード部分が風を受けて後ろに落ちてしまいます。歩くときは手で押さえる必要がありそうです。また、一度使うともとのパッケージに戻すのはほとんど不可能です。繰り返しの使用には向いていません。

こちらの商品もコンパクトなので、私は防災ポーチの中に入れて持ち歩いています。急な雨でもこれを持っていれば一安心です。

簡易保温アルミポンチョ

こちらはダイソーで購入した「簡易保温アルミポンチョ」(税込み110円)です。

広げると大人の指先まで隠れ、丈は膝下

畳んだ状態だととてもコンパクトですが、広げてみると大人がすっぽり収まるサイズ。指先まで隠れ、丈は膝下丈です。(身長160cm)フードを被るとかなり温かく感じます。


身体の横側は開いているため、風が強いときはめくれあがってしまいそうです。両サイドが開いているので、この中での着替えは難しいです。

保温に重宝するアルミシート。肩に羽織ってもすぐにずり落ちたりして身につけるのが意外と難しいのですが、こちらはポンチョ型になっているので着たまま歩いてもずり落ちる心配はありません。また、水を通さない素材なので、風のない日ならレインコートとしても使えそう。こちらも非常用持ち出し袋に入れておくことをおすすめします。

身近な100均で防災グッズを探してみよう!

防災グッズとして販売されているものでなくても、災害時にも活躍しそうな商品が100均にはたくさんあります。「もしかしたら防災グッズとしても使えるかも?」という視点で買うのも楽しいものです。

行くたびに新しい商品がある100均。また防災グッズとして活躍しそうなアイテムを見つけたらリポートします。

<執筆者プロフィル>

シマサキアヤ

フリーランスライター

<関連する記事はこちら>

防災グッズは100円ショップで買える!100均防災のススメ6選

関連記事:

配信元