■思い通りにしようとするボスママに反撃!
まずは、40代の男性が教えてくれたエピソード。保育園時代に出会ったママ友の中に、なんでも思い通りにしようとするボスママがいたのだとか。
「子どもが通う保育園にはAさんというボスママがいて、子どもの教育やしつけに厳しく、周りのママたちを自分の思い通りに操ろうとする傾向がありました。
子どもを保育園に預け始めた頃からよく声をかけてくれ、最初は積極的な姿勢に好印象を抱いていましたが、次第にAさんの横暴な言動が目立つようになっていきました。
例えば、保育園の行事やPTAの活動を自分の思い通りに進めようとし、それに反対するママたちを排除しようとする。また、子どもの服装や持ち物にまで口を出し、従わないママたちを『教育ママではない』と批判する。私は我慢の限界を迎え、同じくAさんの言動に不満を持つママたちと話し合い、抗議することに。はじめは反発していたAさんも、徐々に態度を改めるようになり、最終的には『自分の意見ばかり押し付けるのは、間違っていた』と謝罪してくれました。
この出来事を通して、ボスママの横暴に立ち向かうためには、周りのママたちと団結することが大切だと学びましたね」(40代・男性)
誰かに立ち向かうのは容易なことではありませんが、一致団結することで乗り越えたんですね。また、ボスママだけが孤立するのではなく、謝罪を受け入れて、最終的には協力できたという展開もナイスです!
■正義感の強いボスママのおかげで!?
続いては、ボスママが保育園を救った(?)お話です。
「私が出会ったボスママは、ネットの世界で見るようなタイプとは違って、かなり正義感の強い人でした。
保育園に子どもを預けていた当時、ちょっと面倒な保育士さんがいたんです。化粧が濃く、柔軟剤や香水の香りが強烈で、さらにはタバコ臭まで……。なかには『先生くさーい』と言ってしまう子どももいたのですが、そんな子に対して『悪い子は鬼にさらわれるよ!』と脅すなど、何かと問題のある先生でした。何度か園長先生にもお話したのですが、改善されず。そこで立ち上がったのが、ボスママのBさんでした。
ちょっと気の強そうなママさんで私は苦手だったのですが、みんなの意見をまとめて資料を作ってくれました。そして市役所に行き、担当者と話し合いをすることに。市の方も私たちがゆるく相談をしていた時は軽く流してきたのですが、ボスママが強く出るとようやく動いてくれました。
結局、先生に改善していただくということで決着したものの、すぐに自分から辞めていきました。どうやら先生自身が喫煙者というわけではなく、同棲していた彼氏さんがかなりのヘビースモーカーで、ごまかすために香水や柔軟剤を使用していたらしい……。
こういうボスママなら、『いてくれて助かるなぁ』なんて思いました」(30代・女性)
最初に言った通り、「ボスママ」=悪いイメージがありますが、逆パターンもあるんですね。リーダーシップを発揮してくれる人がいるというのは、心の安定につながるはずです。
(文・画像:ママテナ編集部)