【東京都港区】国立新美術館「マティス 自由なフォルム」開幕。アンバサダーの安藤サクラさんも来場

東京・六本木の国立新美術館にて、2月14日(水)に「マティス 自由なフォルム」が開幕。

開幕に先立ち開催されたプレス内覧会に、同展アンバサダーと音声ガイドナビゲーターを務める安藤サクラさんが来場し、4.1×8.7メートルの大作『花と果実』の前で同展の魅力を語った。

アンバサダーを務める安藤サクラさんが来場

安藤サクラさんは、マティス氏について、「私にとってマティスは一番大好きな芸術家です。2023年のカンヌ国際映画祭へ参加すると決まった際、ニースに滞在しようかと迷っていたら、友人からマティスが好きならニースに行ったほうが良いと勧められました。そのタイミングで本当に偶然、本展のアンバサダーと音声ガイドのお話をいただいたので、それが後押しとなりニース滞在を決めたんです。なので、ご縁を感じて今回このお話を引き受けしました」と語った。

また、実際にニース郊外にあるヴァンスのロザリオ礼拝堂を観た安藤サクラさんは、今回の礼拝堂内部の再現展示について「普段、礼拝堂というと身構えてしまうのですが、ヴァンスのロザリオ礼拝堂に行った際、自分の気持ちや生命を軽やかに称えるような空間に感じて、自分にとって忘れられない特別な場所になりました。(再現展示は)正直、現地で実際に見てしまったのでどうなるんだろうと不安に思っていましたが、今日拝見したら、言葉にするのは難しいのですが、素直に『凄いな~!』と思って。現地で感じた、心がほぐれるような感覚が再現展示でも感じることができて、東京でこの体験ができるのは素晴らしいと思いました。マティスが好きな方も、そこまで興味がないと、今、思っている方も、大人も子どもも、いろんな方にささる展示になっていると思います。ぜひ、私と同じようにそれを実感しに来ていただけたら嬉しい」とコメントした。

初来日作品&礼拝堂の原寸大展示に注目

「マティス 自由なフォルム」は、マティス氏が晩年、精力的に取り組んだ切り紙絵に焦点を当てた日本初の展覧会。

同会場には、マティス芸術の集大成ともいえる数々が並ぶ。

なかでも、初来日となる切り紙絵の大作『花と果実』は必見だ。

さらに同展では、晩年のマティス氏が建築の室内装飾や司祭服をデザインした、ヴァンスのロザリオ礼拝堂にまつわる作品や資料も展示している。

今回、ヴァンスのドミニコ修道会とマティス家の許可を得て、礼拝堂の内部が原寸大で再現された。

ステンドグラスを通じて差し込む鮮やかな光も表現し、1日の光の移り変わりを約3分で体験できる。マティス芸術の集大成を会場で体感しよう。

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