タイガー「魔法のかまどごはん」で炊飯体験 新聞紙だけでごはんは炊けるのか? 

災害をはじめ人生で起こりうる様々な困難を「しなやかに」乗り越える力を浸透させる「レジリエントライフプロジェクト」。その参画企業が2024年2月2日、タイガー魔法瓶東京支店(豊島区)で開かれた「魔法のかまどごはん」体験会に集まりました。 

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薪がわりの新聞紙を1分~1分半ごとに投入するだけ

「魔法のかまどごはん」は、新聞紙を薪がわりにして、ライターやマッチなどで火をつけて燃やすことでごはんが炊けるため、停電したりガスが遮断されたりする災害時での活躍が見込まれます。タイガー魔法瓶の創立100周年と、関東大震災から100年である2023年に合わせて発売されました。 

 タイガー創立100周年、関東大震災100年を機に発売

炊き方は、お米をあらかじめ洗って水に浸した状態にし、新聞紙は折って丸めた状態にします。向かって右側の穴に新聞紙を入れて着火し、1分半後に今度は左側の穴に新聞を入れて再び燃やします。これを繰り返し、沸騰した後は火力を保つために交互に入れる間隔を1分に縮めます。 


写真説明:「魔法のかまどごはん」の炊きあがり。お米が光っています

今回は、炊飯器1台につき4合のお米を使いました。燃やし始めて20分ほどで新聞を繰り返し入れるのを止め、15分間蒸らして完成です。ふたを開けるとお米の香りが広がり、一粒一粒がつやつやに輝いていました。試食した参加者らは、「普段食べているごはんと全然違う。お米の甘さをしっかり感じる」、「被災時に温かくておいしいごはんが食べられるのは幸せなことだ」などと感想を話し合いました。 

作業を分担、「共助」を体験

今回の体験会では、新聞紙をかまどに入れて火をつける人、時間を測る人、新聞紙を丸める人など、参加者で役割分担をしました。「災害時に必要とされる『共助』を実践できた」との声も上がりました。  

プライベート空間を実現! 防水段ボールテント 

体験会後には、タイガー魔法瓶と同じくプロジェクトに参加している日本製紙グループが、災害時にも役立つ自社の様々な紙製品を紹介しました。 


写真説明:十分な広さのある段ボール製テント。扉を閉めれば外の音もそれほど聞こえない

長さ195センチの一人用テントは防水段ボール製で、ガムテープでとめて簡単に組み立てられます。水が入ってこないだけでなく、遮音性が高いプライベート空間になるそうです。抗菌・抗ウイルスの段ボールで作られたパーテーション(間仕切り)や、組み立て式のちゃぶ台やイスといった災害時に役立ちそうなアイテムも紹介されました。 

レジリエントライフプロジェクトの参画企業は、防災をはじめとした社会課題の解決のため、自らの強みをいかした新たな価値を生み出そうとしています。 

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