優秀なファンデに買い替え、唇より目元を盛る。ベストコスメ選考の裏話から解析するコスメトレンド

ランキングが決定するまでの舞台裏やビューティ界の下半期事情などを、振り返ってみた。

マスクオフして新たな時代へ。期待を裏切らない進化続く!

ライター西村明子(以下西) 集計していて思ったの、今シーズンは、本当にファンデーションが激戦だったなって。特に1〜3位は三つ巴で、正直、どこが首位になってもおかしくないくらいの僅差だった。


編集A(以下A) 手に汗握ったしー!  ファンデ界は今年の上半期もアツかったけど、下半期は確実にそれ以上で、各ブランドが自己ベストを大幅に更新してきた印象。そりゃ美容賢者も「ファンデの当たり年」ってざわつくわけだ。

エッセンス スキングロウ ファンデーション SPF30・PA+++ 全12色 各30mL ¥7,590(SHISEIDO)

衣装はスタイリスト私物

西 やっぱり、マスクオフしたっていうのは大きいんじゃないかな。私たち、肌をちゃんと作るようになったよ。マスクへの色移りなんかを気にしないでメイクが自由に楽しめるって最高。


A 今まではBBクリームやお粉でちゃちゃちゃっと軽い感じで仕上げてたから、バランスがかなり変わったね。

西 ポイントメイクの力の注ぎどころが、唇から目元に変化してきたんじゃない?


A 盛りたい旋風もタイミングよく吹き荒れて、アイシャドウはキラキラで、マスカラもアイラインも引き算しない感じがトレンドど真ん中だったかも。

シンクロマティック アイシャドウパレット 01 ¥6,380(RMK Division)

ワイズアイズパースペクティヴ マスカラ 04 ¥4,400(THREE)

西 そして、チークも戻ってきました♡  喜びの舞♡


A おかえりー!

ロージー グロウ 001 ¥5,940(パルファン・クリスチャン・ディオール)

西 中顔面ののっぺり感対策として火が付いて、そうこうしてる間に、カラーは繊細になるし透け発色になるしで、プロダクトが進化しまくったね。可愛さで世界が震撼したでしょこれ。


A まぁねwww  2024年の春メイクは、チークが主役になりそうな気配もあって、ますます面白くなりそう。

西 スキンケアはどう?  私はね、フェイスラインのゆるみが突然気になって、せっせとケアを頑張った。


A 超分かる。今までマスクで隠れてた部分が露わになって、「あれ、こんなところに小ジワが?」とか愕然としたの。で、あちこち気になっちゃって。


西 そうなのよ。でもさ、今期のプロダクトが原因を特定して深く斬り込んでくる実力派揃いだから、結果が見えやすくてホントすごい。新次元に到達してる感じがあるし、期待感にワクワクしながらお手入れが続けられるのよ。

セラムラフェルミサンS n 40g ¥36,300(クレ・ド・ポー ボーテ)

メロウ オフ ヴェイル 160g ¥6,600(カネボウインターナショナルDiv.)

AQ アブソリュート ローション ハイドロインフューズ 全3種各200mL ¥11,000(コスメデコルテ)

スキンパワー アドバンスト クリーム 50g ¥17,050(SK-Ⅱ)

ヴィアルム ザ マスク 5枚入り〈美容液33mL/1枚〉¥13,200(SUQQU)

A そういう軽やかなマインド、大切だね。あらゆる物事をプラスに変換できるチカラはダイヤモンド!


西 出た、名言。2024年もビューティを楽しんでいこうではないか♡

次回は【編集部の“極私的”ベストアイテム】をご紹介します。お楽しみに!

photograph:YASUTOMO SAMPEI(model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) styling:AKIKO KIZU hair:HORI[Be Natural] make-up:AIKO ONO model:MAYUMI SADA text:AKIKO NISHIMURA

otona MUSE 2024年2月号より

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「37歳、輝く季節が始まる!」がキャッチコピー。宝島社が発行する毎月28日発売のファッション誌『otona MUSE』がお届けする、大人のためのファッション・ビューティ・ライフスタイル情報!
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