管理栄養士のともゆみです。今年のひな祭りのメニューは、志麻さんが作るサーモンがメインの「洋風ちらし」にしてみようと思います。以前、情報番組『沸騰ワード10』で披露していました。サーモンをそのまま使うのではなく、ひと手間かけることでねっとりとした食感になるそう。他にはツナ缶やアボカド、キャロットラぺなど家族みんなが大好きな食材ばかり。食べるのが楽しみ~。
【志麻さんのおしゃレシピ】皮は剥かずに「みかんとイカのサラダ」に挑戦!果汁とオイルで乳化してムフッ♡
「洋風ちらし」の材料と作り方
【材料】
サーモン(生食用サク)…160g
アボカド…1個
ブラックオリーブ(種なし)…6粒 ※今回はスライスタイプのものを使用しました。
こしょう…適量
ミント(葉)…適量
塩…15g
砂糖…1.5g
〈キャロットラペ〉
にんじん…1本(200g)
レモン(国産)…1/2個
塩…小さじ1/3
オリーブオイル…大さじ2
〈酢飯〉
温かいご飯…茶碗3杯分
ツナ缶(オイルタイプ)…1缶(70g)
レモン(国産)…1/2個
【作り方】
1. キッチンペーパーでサーモンの水気を拭き取ります。それを1cm角に切り、ボウルに入れます。塩、砂糖、こしょうを入れて混ぜ合わせます。
2. ラップをかけ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。冷蔵庫から取り出したら、氷水の入ったボウルに1時間ほど晒し、しっかりと水気を切ります。
3. キャロットラぺを作ります。スライサーを使ってにんじんを千切りにします。
4. 3をボウルに入れ、塩を揉み込み5分ほど置きます。にんじんから出た水気をしっかり絞ります。絞ったレモンとオリーブオイルを入れて混ぜます。
5. 酢飯を作ります。ご飯、ツナ缶、絞ったレモンをバットに入れて混ぜ、広げて冷まします。
6. 皿に5の酢飯を平らに盛り、4のキャロットラペ、薄切りにしたアボカド、2のサーモンをのせ、ブラックオリーブを散らし、ミントを飾って出来上がりです。
サーモンがねっとりでもちもち♡
サーモンがおいしい〜〜〜♡♡♡
味が濃く、脂も乗っていて、食感がねっとりしていてもちもちです。下処理で水に晒したので水っぽいかなと想像しましたが、全然そんなことはなく、サーモン自体の味が濃く感じます。それにしても不思議ですね~。
ツナとレモンが入った酢飯は、ツナとツナのオイルがご飯に絡み、塩味とコクがたっぷり出ています。酸味は生のレモンを使ったので爽やかな酸っぱさで、全体に味が締まりましたね。あっさりしたキャロットラぺ、サーモンとアボカドのねっとりした感じと強い旨味、オリーブの塩味と旨味、たまに感じるミントのキリっとした爽やかさが混ざって、洋風なサラダのようなちらしです。和食のちらし寿司とは違ったおいしさがありますね。
サーモンの成分
サーモンは成長促進に欠かせないビタミンB群を豊富に含んでいます。ビタミンB1は疲労回復に、ビタミンB2は肌や髪、爪の健康維持に、ビタミンB12は貧血予防につながります。ほかにもカルシウムを骨に定着させるときに必要なビタミンDが豊富に含まれているので、乳製品などカルシウムを含む食品と一緒に摂るとカルシウムの吸収がより促進されます。
サーモンのピンク色の色素、アスタキサンチンは抗酸化作用があり、細胞の酸化を抑え、老化を防ぐ働きがあります。アスタキサンチンは脂溶性なので、脂質を含むアボカドと合わせると吸収が高まります。アスタキサンチンの抗酸化力とアボカドのビタミンEの相乗効果で美肌効果が期待できます。
ねっとり&ねちねちのサーモンは味が濃く、とてもおいしかったです。ツナの入ったご飯にたっぷりのサーモンやアボカド、キャロットラペなど大好きな具材ばかりで、うれしくてぜいたくな気分になれました。これなら家族みんなが喜ぶ顔が目に浮かびますね。
ひなまつりのハレの日に相応しい料理になりました。
ぜひお試しくださいませ。
参考文献:
からだによく効く食べ物大事典 監修 三浦理代 池田書店
最新改訂版 知っておきたい栄養学 監修 白鳥早奈英 学研プラス
配信: あたらしい日日
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