芽キャベツってどんな野菜?
芽キャベツの収穫時期は11月中旬から3月にかけて。キャベツと比べて水分が少なく、ほろ苦い独特の風味が魅力です。
こちらのお写真は家庭菜園で育てたもの。コロコロとした形がかわいくて、まるでキャベツがそのまま小さくなったみたいですよね。
芽キャベツはその見た目や名前から「キャベツの若芽」だと思われがちですが、実はキャベツの仲間ではあるものの、別の品種。頂芽が結球するキャベツとは異なり、わき芽が結球するのが特徴です。
旬の時期になると、茎の周囲に50個ほどの小さな実がびっしりとつきます。
調理するならそのかわいい見た目を生かして、まるごと使うのがおすすめ! 生のままだと苦みが強いので、鍋で茹でたり電子レンジで加熱したりして食べましょう。
加熱前の下処理としては、まず芽キャベツを洗い、外葉が汚れているものがあればはがします。その後、茎の部分に軽く十字の切り込みを入れておくと均等に熱が入りやすくなりますよ。
芽キャベツはこんなに使える!
芽キャベツの食べ方は意外と簡単。定番の煮込み料理やグリルをはじめ、サラダやパスタなどさまざまな料理に活用できますよ!
おつまみにぴったり!
キャベツの旨みがギュッと凝縮されたような味わいの芽キャベツは、おつまみにもぴったりな食材。
こちらの「芽キャベツのアンチョビガーリック 追いパルミジャーノ」は、茹でて半分に切った芽キャベツをオリーブオイルとにんにく、アンチョビとともにささっと炒め、お好みでパルミジャーノ・レッジャーノとブラックペッパーをかければ出来上がりです。
こんがりと焼けた芽キャベツが香ばしく、アンチョビガーリックやパルミジャーノ・レッジャーノとの相性も抜群! ついついお酒が進んでしまいますよ。
おしゃれなサラダも簡単!
シンプルに芽キャベツの味わいを楽しむなら、サラダにするのもおすすめ。そこで、スナップエンドウと新じゃがいもを合わせた「春野菜サラダ」はいかが?
作り方は、それぞれ電子レンジで加熱して、ドレッシングと和えるだけ。
マヨネーズ、溶かしバター、マスタード、はちみつ、コンソメ、塩を混ぜ合わせて作るドレッシングも絶妙なおいしさで、たくさんの野菜もモリモリと食べられちゃいますよ。
仕上げに飾った生ハムのピンク色もかわいらしくて、まさに春にふさわしい一皿です。
スープや煮込み料理は鉄板
芽キャベツといえば、ポトフやシチューなどの煮込み料理に加えるのも定番。スープにすると甘みが引き出され、最後の一滴まで飲み干したくなるおいしさですよ。
「芽キャベツとトマトのミネストローネ」はその名のとおり、芽キャベツとプチトマトが主役の野菜たっぷりスープ。
塩とハーブだけのシンプルな味付けが、素材の旨みを引き立てます。おうちにある野菜も活用しながら作ってみてはいかがでしょうか。
お肉と合わせれば食卓のメインに
ほろ苦い芽キャベツは豚肉の旨みと相性抜群。
電子レンジで加熱した芽キャベツに豚肉をクルクル巻いて焼いた「肉巻き芽キャベツ」にすれば、食卓のメインにぴったりの一品に。
焼く際は芽キャベツから肉がはがれないよう、あまり触らないようにするのがポイントです。
味付けは、醤油、みりん、酒、きび砂糖を大さじ1ずつ合わせたものを回しかけて絡めるだけ。ごはんはもちろん、ビールにも良く合うおいしさです!
オーブン焼きでおいしさ広がる
芽キャベツをオーブンで焼くと、外の葉はパリっと中はホクホクとした食感に仕上がります。
芽キャベツだけでもおいしいけれど、リンゴと砕いたアーモンドと合わせて「芽キャベツとリンゴのオーブン焼き」にすると、とってもおしゃれな一皿に!
リンゴの甘みと芽キャベツが良く合い、アーモンドの香ばしさも良いアクセントになります。また、仕上げのバルサミコソースもポイントで、これをかけると全体の味がキュッと締まるんですよ。
前菜や肉料理の付け合わせにするほか、ベーコンを加えてボリュームを出せば、おかずにもぴったりです。
パスタとの相性もばっちり!
芽キャベツがごろごろ入ったパスタは食べ応え抜群! 少ない食材でもお腹大満足の一皿が完成します。
こちらの「芽キャベツとアンチョビのスパゲティーニ」は、ソテーして香ばしさと甘みを引き出した芽キャベツに、アンチョビとにんにくが絶妙にマッチ。
パスタが茹で上がったら手早くソースを絡ませ、たっぷりめのパセリと、おいしいEVオリーブオイルをたっぷりと回しかけ、パセリとオイルが満遍なく行き渡るように和えています。
ガツンと効いたにんにくの香りが食欲をそそり、食べる手が止まらなくなってしまうこと請け合いです!
配信: おうちごはん