管理栄養士のともゆみです。今、新大久保界隈でサムギョプサルの進化版ともいえる「エビギョプサル」なる料理が流行っているそうです。要はエビに豚肉を巻いてカリッと焼いたものに、チーズソースを絡ませて食べる料理だとか。これにインスパイアされたリュウジさんは、チーズではなくマヨネーズソースを発案。より手軽に作れる料理に仕立てましたよ。さっそく作ってみましょう。
リュウジ『エビは下処理でここまで進化する』 小さな裏ワザの積み重ね「至高のガーリックシュリンプ」に挑戦
「エビギョプサル」とは
豚バラ肉を焼いた韓国料理「サムギョプサル」は有名ですが、「エビギョプサル」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?昨今の韓国料理はあらゆる進化を遂げています。これもその1つで、サムギョプサルのエビ版といったところ。エビに豚肉を巻きつけ、カリっと香ばしく焼いた料理だそう。元々はチーズソースを絡めて食べるのだそうですが、チーズソースよりやや軽い、マヨネーズソースで食べるのがリュウジさん流。
「エビギョプサル」の材料と作り方
【材料】
エビ…9尾~10尾(バナメイエビ推奨)
豚バラ薄切り肉…120~180g
有塩バター…10g
味塩こしょう…適量
〈ソース〉
マヨネーズ…大さじ2
ケチャップ…大さじ1/2
練乳…大さじ1/2
酒…小さじ1(水でも可)
黒こしょう…適量
乾燥パセリ…適量
味変でペッパーソース
【作り方】
1.エビの殻を剥きます。尻尾の殻も取ります。爪楊枝などを使って背わたを取ります。できればハラワタ(黒い部分)も取ります。
2.エビの腹の部分の筋を切ります。丸まっている方とは反対にピキッというまで反らします。まっすぐになり、きれいに仕上がります。
3.2のエビに豚バラ肉を巻きます。エビ全体に豚バラ肉が覆うように巻いて、巻き終わったところで豚バラ肉を切ります。少し多めに豚バラ肉を用意しましたが、実際の使用量は120gくらいで済みました。
4.ソースを作ります。ソースの材料を全てボウルに入れてよく混ぜます。このソース、加熱しないので、アルコールの苦手な方は酒の代わりに水を使います。
5.3に味塩こしょうを両面に振りかけて下味を付けます。塩こしょうと違ってうま味調味料が入っているので、おいしくなって便利です。かけ過ぎには気をつけましょう。
6.フライパンにバターを入れて中火にかけます。肉の巻き終わりを下にして焼いていきます。
7.焦げ目が付いたら裏返して反対側も焼きます。反対側も焦げ目が付いたら火を消して予熱で火を通します。
8.ソースと7を皿に盛り付けて、エビには黒こしょうを、ソースには乾燥パセリをかけて出来上がりです。
ぷりっぷりエビとカリッとジューシーな豚バラがたまらないおいしさ
豚バラ肉の外側はカリカリに焼けていて、噛むほどに脂身のおいしさをジュワっと感じます。エビはびっくりするほどプリップリで、予熱で仕上げたのが良かったのか、固くならずにちょうどいい塩梅の火の通り具合です。ソースは少し甘くて子どもが喜びそうな味付けですね。ペッパーソースで味変すると一気に味が締まりました。ワインのおつまみに合いそう。ソースは付けずに味塩こしょうで食べるのも、豚肉とエビの旨さがより感じられておいしいなと思います。
エビの成分
エビの主成分はたんぱく質で、ほかにビタミンB12や銅、タウリンも豊富に含まれています。ビタミンB12や銅は赤血球の生成を助ける働きがあり、貧血の予防に働きます。タウリンはコレステロール値の低下に働くとされるほか、肝機能の向上にも効果が期待されます。
エビに豚バラ肉を巻いたら、そりゃおいしいですよね。期待を裏切らずとてもおいしかったです。この料理、もっと早く知りたかったですし、世の中にもっと広く知られていいのでは?と思いました。ぜひとも作ってみてくださいね。
参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
配信: あたらしい日日
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