学校のPTAに関する調査を実施
主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」が、「学校のPTA」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。
調査は、2024年3月、小学生以上の子供がいる人200人(男性56人、女性144人)を対象に、インターネット上で行われました。
それによると、「学校のPTA役員になったことがありますか？」という質問に対し、最も多かったのが「役員になったことがない(51％)」でした。 次いで「立候補してなった(19.5％)」「くじ引き等でなった(14.％)」という結果でした。半数以上の方が役員の経験はないようです。
また、「学校のPTAについてどう思いますか？」に関しては1位が「強制はやめて欲しい(34.5％)」、2位「外部委託などするべき(26％)」でした。賛同意見よりも批判的な意見を持っている方が多いことがうかがえます。
1位の「強制はやめて欲しい」という回答をした人は、理由に、
「共働き世帯には非常に厳しいです」(50代～男性)
「住んでいる地域は、子供が卒業までに大役1回小役2回やらなければいけないルールがあり、強制的にやらなければいけないので、やりたくない人や、活動が難しい人もやらなければならず、とてもストレスに感じているからです」(40代女性)
「学校の生徒が少なく必ず1度は役員をやらなければいけないと言われました。強制的にやらされることにとても疑問を持っています」(50代～女性)
「仕事や子供の習い事で都合がつかないのに、活動に参加することが難しい」(30代女性)
「役員を決めるときにやらなくてはいけない雰囲気がありすすめられると断れないのがイヤです」(40代女性)
などのコメントを寄せました。
2位の「外部委託などするべき」と回答した人は、理由に、
「子どものためのPTAと言いながら、子どもより先に家を出発したり家でもPTAに関する資料づくりや連絡を行うなど、子どもに我慢させること場面が多かったからです」(40代女性)
「全てとは言わないけれど、委託できるものは委託して負担をした方がギスギスしなくて良いと思うから」(30代女性)
「今の時代共働きが当たり前なので、PTAの時間を作るのは大変だと思う。出費が出ても外部委託をするべきだと思います」(40代男性)
「みんなでやることで無駄な気を遣ったり、非効率に物事が進んでいるので時間の無駄だしストレス、お金で解決したい」(40代女性)
などが挙げられました。
PTA役員になったことがありますか？
PTAに賛同する意見も
一方、PTAに対して、「必要な存在」「みんな積極的に参加するべき」という回答もありました。
理由に、
「教員と対等に話し合える組織があれば安心でき、子ども優先で運営されているから」(40代女性)
「自分がやってみて、やっぱりいろんな仕事があるので先生にお任せしたら先生の負担が増えて大変だと思った」(50代～女性)
「学校行事運営などにおいて、先生方の負担が減るような活動はとても有意義だと思う」(40代女性)
「自分の子供に関する活動なので、誰かがやるでは無く、皆でやるが良いと思う」(40代男性)
「PTAは学校をよくするために、教師の他に生徒の親が参加をして変えていくことなので、積極的に参加をするべきだと思います」(50代～男性)
などが挙げられました。
PTAに対する思いはさまざま
さらに、学校のPTAに関して思うことや、要望を聞いたところ、
「普通の会社ではどうして運営するか自分で考えます。同様に先生方が出来る範囲の運営をすべきで親有りきで考えるのは良くない」(40代男性)
「親が一切関われなくなると不安になる保護者もいると思います。適度に外部委託し、希望する保護者が関われる仕組みにしてほしいです」(40代女性)
「必要な仕事に絞って活動し、人手が必要な時には基本的に都度ボランティアを募る形が良いのではないかと思う」(30代女性)
「デジタル化を推進することでPTAの手間も減るのではないか」(20代女性)
などのコメントが寄せられました。
あなたは、学校のPTAについてどう思いますか？
（LASISA編集部）
配信： LASISA
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