■ランチで3000円。金銭感覚が合わずグループから卒業
まずは、金銭感覚が合わないママ友グループから抜けたという女性のお話。
「子どもの保育園で出会ったママ友たちとランチをする機会が多かったのですが、『どうも金銭感覚が合わないな』と感じていました。
私は元々、ランチは1000円台前半で済ませたいと思うタイプ。あまり高額だと、『夫は今も仕事をしていて、お弁当を食べているのに、自分だけ悪いな』と後ろめたい気持ちになってしまうので、できれば安く済ませたい派でした。
しかしほかのママ友たちは、一人3000円くらいのお店も平気で利用する人たちで、さらにそのあと、『お茶しに行こう』と言われることもしばしばありました。お昼だけで5000円近くのお金が飛んでいってしまいます。
とはいえそのランチ会に行かなければ、その場にいない人が悪口を言われ、仲間はずれにされてしまうことも。私だけならよいのですが、子どもまで仲間はずれにされたら……と考えると、不安でなかなか抜けることができませんでした。
ある日、グループの一人から『みんなで旅行に行かないか』と誘われ、値段を聞いてみると、『一人あたり4万円』とのこと。さすがに金銭感覚が合わなさすぎるし、今後の付き合いは無理だと感じたので、はっきりと断りました。
それからはほかのママ友グループに入れてもらえて、金銭感覚も合う人たちばかりだったので、居心地がよかったです。無理して合わせず、最初からこのグループにいればよかったなと思いました」(30代・女性)
「合わせよう」と意識して付き合っていると、心も体も疲れますよね。何はともあれ、次のグループのメンバーが気の合う人たちばかりでよかった!
■でかけるたびにお金を借りようとするママ友
子どもを幼稚園に送ったあと、カフェでお茶をしたり、ランチを食べに行ったり。ママ友たちと一緒にでかける機会は少なくないはず。楽しく過ごせればよいのですが、「お金」が原因でそうもいかないことがあるようです。
「幼稚園に、買い物やお茶、ランチに行く際に、いつもお金を十分に持ってこないママ友がいました。そのたびに、『貸してくれる?』と頼んできて、私も嫌だとは言えなかったので仕方なく貸していました。
一回の金額は500円~1000円程度。しかし、それも回数を重ねれば、大きな金額になります。前に貸した分を返さずに、新たに『貸して』と言ってくる無神経さ。私もさすがにドン引きしてしまいました。
自分から『今まで貸したお金の合計が1万5000円だから返して!』と言うのがなんとなくケチっぽく、せこく感じてしまい、本人にはなかなか言えず。結局、そのママ友とはでかけないようにしました。一緒にでかけなければ、お金を貸してほしいと言われることもないと思ったからです。
あれから1年以上経っていますが、お金はまだ返ってきていません。悶々とすることがありますが、はっきり言えない自分にも非があるので、これを教訓にして、気軽にお金の貸し借りをしないママ友付き合いをしようと心に決めました」(30代・女性)
結局お金は返ってこないまま。500円、1000円だと「これくらいなら」なんて思ってしまいがちですが、積み重なれば大金ですからね。でも、「断れない」「催促できない」という気持ちもよくわかりますね……。
(文・イラスト:ママテナ編集部)