パナソニック ホールディングスがジンバブエに太陽光ランタン330個を寄贈

ジンバブエにおける子どもたちの学校環境の整備に取り組むADRA Japan(アドラ・ジャパン)は、パナソニック ホールディングスの「無電化地域の未来を照らすプロジェクト~LIGHT UP THE FUTURE~」により、電気が通っていない村でも太陽光で使える太陽光ランタン330個の寄贈を受けた。

暗くなっても家で勉強できる!

寄贈を受けたソーラーランタン(手前の箱)とADRA Japan現地駐在員 上田氏(中央)

2月27日(火)には、太陽光ランタンを受け取る子どもたちが通う中学校で寄贈式が執り行われた。

寄贈式には、教育関係者をはじめ保護者や地元の小学生も見学に集まり、活気に満ちた式典となったという。

太陽光ランタンを受け取った生徒たちは、満面の笑みを浮かべ、「暗くなっても家で勉強できる!」と勉強への意欲を示していたそうだ。

ジンバブエの現状

ジンバブエは、2000年代後半に見舞われたインフレに加え、2020年に始まった新型コロナウィルスの感染拡大が国の社会経済に大きな打撃を与えた。成長路線に乗りつつある近隣のアフリカ諸国と比べ、多くの課題を抱えており、教育、保健、水・衛生、食糧・栄養、生計向上とさまざまな分野の支援が必要となっている。

特にジンバブエの地方では、学校環境の整備が進んでおらず、茅葺屋根に覆われただけの教室や屋根もない青空教室が主流。そのため、天候によって授業の実施が左右され、さらには野生動物の襲来により生徒の身に危険が及ぶこともあったそう。

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