美味しい「のっけ弁当」をつくるポイント
「のっけ弁当」のポイントは、「のっけるおかずがご飯に合う」ことが何よりも大事。今回は、ご飯が何杯でもいけちゃう王道のおかず「豚のしょうが焼き」に、しっかり味のブロッコリーを入れています。カップ卵焼きは、カップのまま入れても直接のせても、どちらでもOK!
また、お弁当が傷まないようにするためには、たとえ急いでいても「ご飯の粗熱を取る」のは必須です。食中毒を引き起こす菌は特に25度~40度で活発に増殖をするそうなので、粗熱を取らないままお弁当を詰めてしまうと、せっかくのお弁当が傷んでしまいます。
そのため、短時間でお弁当を作るコツは、「まず最初にお弁当箱にご飯だけ詰めておく」こと。粗熱が取れるまでは、冷蔵庫からおかずを出したり、お弁当作りではないほかの身支度をしたりしてしまいましょう。粗熱が取れたら、おかずを冷蔵庫から出してそのままご飯にのせればOKです。もちろんおかずを温め直したい時や、作りたてのものをのせたい時にも、きちんと粗熱を取ってからのせてくださいね。
さらにお弁当の大敵「汁気」は片栗粉で防ぐ! がポイントです。今回のしょうが焼きは片栗粉をまぶして焼いているので、ほとんど汁気は出ませんよ。汁気の出そうなお弁当のおかずにはこの技をよく使います。お肉に片栗粉をまぶすと、冷めてもかたくなりにくい、というメリットもありますよ。
粗熱を取るのに時間はかかりますが、実際に朝お弁当作りに専念する時間はたったの5分ほど。作り置きおかずを使って作る「のっけ弁当」は良いことずくめのお弁当です。作り置きのおかずもスピード簡単調理なものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
これまでのお弁当連載はこちら
・マネしたい!定食弁当シリーズ
このコラムを書いたNadia Artist
フードスタイリスト、食生活アドバイザー Akiyama Keiko
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配信: Nadia