第7回の受賞者は石内都さんと安彦良和さん
第7回の井上靖記念文化賞には、記念品及び賞金100万円が贈られる。
受賞した石内都さんは、写真家で1970年代末に、自らが育った横須賀の写真シリーズによって脚光を浴びて以来、記憶をテーマにした独自の表現の可能性を切り開いてきた。母が身に着けていた衣装を撮った「Mother’s」のシリーズや広島の原爆記念館の遺品をモチーフにしたシリーズは、身体的、生理的な感覚と鋭敏な批評精神を一体化させた世界として高く評価されている。
特別賞には、記念品及び賞金50万円が贈られる。受賞した安彦良和さんは、日本を代表する漫画家、アニメ製作者として知られている。『機動戦士ガンダム』の名を聞いたことのない日本人は少ないだろう。
だが、安彦良和さんの功績はそこに留まらず、『虹色のトロツキー』で近代日本の闇を、『ヤマトタケル』や『ナムジ』では古代、あるいは神代の日本を描いた。漫画の世界に新しい領土を切り開いたパイオニアである。
贈呈式について
贈呈式は、5月18日(土)午後4時からアートホテル旭川で実施。賞の贈呈、受賞記念講演会などが行われる。入場料は無料で、定員100名だ。参加申込方法などの詳細はHPを確認を。
贈呈式に参加し、石内都さんと安彦良和さんの話に耳を傾けてみては。
■第7回井上靖記念文化賞贈呈式
日時:5月18日(土)午後4時~6時
会場:アートホテル旭川 2階 ザ・イーストルーム
住所:北海道旭川市7条通6丁目29-2
詳細・申し込みフォーム:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/event/category-03/d079294.html
(ソルトピーチ)
配信: STRAIGHT PRESS
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