■横暴なボスママに反撃!
ボスママのターゲットにならぬよう、ハラハラしていたという女性。ある出来事をきっかけに、仲間たちと一致団結して反撃に出たのだそう。
「私が出会ったボスママは、旦那さんがお医者さん。お金があり、(旦那さんの)社会的地位もあるため“ボスママ”として君臨していましたが、横暴な態度を取ることで有名でした。
自分が気に入らないママの悪口を言ったり、わざと集まりの連絡をせず『なんで来なかったの?』と嫌味を言ったり、横から見ていてもいい気はしないし、『次は自分がターゲットになるのではないか』とみんなハラハラして過ごしていました。
そんな時、どう考えても『お前(=ボスママ)が悪いだろう』という事態が起きました。それにもかかわらず、ボスママは『自分が正義だ』というふうに振る舞っていて、ついに学校の先生まで巻き込みだしたので、さすがに我慢できずに勇気を出して周囲のママに言ってみたところ、みんなも同じ気持ちだったようです。みんなでボスママに態度を改めるように言ってやろうということになりました。
『どう考えてもあなたが悪いし、子どもたちの手前トラブルは起こしたくないけれど、このままだとみんな楽しく過ごせないからやめてもらえないか』と伝えました。ボスママは最後まで自分の非を認めず、『私が正しいと言ったことは全て正しいのよ!』と言った時には本当にびっくりしましたね」(30代・女性)
最後まで非を認めないところを見ると、まわりのママたちは本当に気苦労が絶えなかったでしょうね……。
■ボスママにがつんと言ってくれた救世主は……
続いては、育休中のパパが教えてくれたボスママエピソードです。陰口や嫌味を言われても我慢していたそうですが、それを見かねて助けてくれた人が!!
「私は現在、育児休暇を取得しています。妻は仕事に精を出してくれており、お互いそれについては合意済みとなります。休日を除いて、毎日地域の支援センターに子どもを連れて行くのですが、そこのボスママに挨拶をしないと、あとから『礼儀がなっていない』と陰口をたたかれます。
別にお世話になっていないけれど、仕方がないので挨拶するようにしたのですが、それだけならまだしも、『奥さんが育児をさぼって仕事をするなんて可哀想』『私なら旦那にこんな恥をかかせるような真似をしない』など、とんでもないことを言い出す始末。言い返したいところではありますが、気の弱い私は歯切れの悪い返答を続けていました。
ある日、ボスママに挨拶を済ませたあと、いつものように嫌味を言われている私。相変わらず嫌そうにしながらも何も言えずにもじもじしている私を見かねて、支援センターの責任者の方がボスママを呼び出しました。数分後、怒り心頭のボスママと責任者の方が出てきて、後ほど私だけ呼び出されて事情を説明いただきました。
どうやら責任者の方が、みんながさまざまな事情を持って支援センターに来ていること、それを私見で否定するようなことは見逃せないこと、このまま続くようであれば行政のガイドラインにのっとり出禁にすることを注意してくれたようでした。その後、ボスママの姿を見かけることがなくなり、土曜日は妻と一緒に支援センターに行き、子どもとみなさんと楽しく遊ばせていただけるようになりました!」(30代・男性)
外野から見れば「言い返せばいいのに」と思ってしまいますが、当事者からしたらなかなか難しいですよね。それを汲んでがつんと言ってくれた支援センターの人もグッジョブです!
(文・イラスト:ママテナ編集部)