自治体や企業のDXを支援するギフトパッドは、宮崎県都城市が実施する「出産・子育て応援給付金すくすくpay」にてデジタル地域通貨「region PAY」が採用されたことを発表した。
「region PAY」を活用して「出産・子育て応援給付金」を給付するのは、宮崎県都城市が全国で初めてとなる。
「出産・子育て応援給付金」をデジタル化
宮崎県都城市の「出産・子育て応援給付金すくすくpay」事業は、妊婦1人につき5万円相当のポイント、出生届出後に子ども1人につき5万円相当のポイントを給付するものだ。ポイントは宮崎県都城市に所在する子育て用品などを扱う店舗など304店舗(3月25日時点)にて利用することができる。利用可能店舗は、順次拡大していく。
今回作用された「region PAY」は自治体や企業が利用可能な地域や店舗を限定し、ユーザーにポイント付与などを行うことのできるデジタル通貨プラットフォームアプリで、これまで自治体の観光喚起施策などを支援してきた。
宮崎県都城市は「出産・子育て応援給付金」をデジタル化することで、利用店舗及び利用用途を限定できるため、事業目的に沿った給付が可能になるとともに、地域経済の活性化にも寄与することを期待している。その他にも、データ分析などが可能になるほか、地域のキャッシュレス推進にも寄与する。
ミートツーリズム推進事業においても導入
また、宮崎県都城市が実施する、同市の宿泊客にミート券(飲食券)を配布する域内消費喚起施策「ミートツーリズム推進事業(※)」においても「region PAY」の導入が決定しており、自治体において複数事業で「region PAY」が活用されるのも同市が初めてとなる。
配信: STRAIGHT PRESS