『そんな意地悪言うな!』遅刻常習犯のママ友⇒思い切って注意したら逆ギレ≪ママ友トラブル≫

『そんな意地悪言うな!』遅刻常習犯のママ友⇒思い切って注意したら逆ギレ≪ママ友トラブル≫

第51回 【実録】ママテナ人生劇場
「ママ友トラブル」という言葉をよく耳にしますよね。なんとなく「ママ友」=ネガティブなイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか? そこでママテナでは、独自のアンケート調査を実施。どんな「ママ友トラブル」に遭遇したのか、話を聞きました。
※全国にお住まいの20代~60代の男女、インターネット調査

■遅刻常習犯に注意したら逆ギレされた!?

まずは、遅刻癖のあるママ友にもやもやしていたという女性のお話。勇気を出して注意したところ、まさかの逆ギレされてしまったのだとか。

「息子が保育園に通っていた時、一年ほど仲良くしていたママ友がいました。家が近所ということもあり、子どもたちをお互いの家で一緒に遊ばせたり、ショッピングモールへ買い物に行ったりしていました。

しかし、そのママ友には欠点がありました。毎回、10~20分ほど遅刻するのです。別に私も急いでいるわけではありませんが、待たされている間はいつももやもやしていました。

ある日、ママ友は約束の時間に1時間も遅れてきました。いつもは我慢していましたが、さすがに注意しました。すると、『先生でもないのに偉そうに』『そんな意地悪を言うな』とまさかの逆ギレ。あまりにも理不尽な振る舞いに腹が立ち、その日はそのまま帰りました。

それから数日が経ち、保育園のお迎えでママ友に遭遇。挨拶をスルーされ唖然としていると、ほかのママ友から『偉そうにしていると息子さんがいじめられるかもしれないよ』と忠告され、すべてを察しました。

はじめは仲良しだったママ友に無視されることに落ち込んでいましたが、自然とほかのママ友たちと一緒に過ごすように。話の流れで、『叫んでキレたことがあるって聞いたけど、本当?』と聞かれました。身に覚えがなく、『誰がそんなことを?』と聞くと、どうやらあのママ友がみんなに言いふらしていたみたいです。『その人がいつも遅刻するから注意しただけだよ』と言うと信じてくれましたが、人間不信になりそうでした。

ある日、保育園へ行くと、あのママ友が近づいてきました。何事もなかったかのように『一緒に帰ろう』と言うので、私は『用事があるから』と断りました。私に断られると、なぜか一人で帰っていきました。

あとで聞いた話では、ほかのママ友たちとの約束にも平気で遅刻していき、謝罪もなかったことで、みんなが怒ったそう。スカッとしましたね」(30代・女性)

身から出た錆。うそで自分を守っても、結局自分の言動が原因で孤立してしまうことになったんですね。たしかにこれはスカッとします!

■ママ友が原因で夫婦仲に亀裂

続いては、ひとりのママ友が原因で、夫婦仲に亀裂が入ってしまったという男性のお話です。

「閑静な住宅街に引っ越し、最初に親しくなったのは、そこに古くから住んでいるAさんでした。Aさんは自営業者で、奥さんと社会人の娘さんと3人で暮らしていました。私には同い年の妻と小学生の息子がおり、仕事から帰ると、家には妻のママ友が遊びに来ていました。

そのママ友は妻に、『公園で遊ばないほうがいい』と『公園で遊んでいるとAさんがうるさいから』と忠告。住宅街には小学生が数人いるのですが、Aさんに怒られるのを避けるために、公園では遊ばないよう親にきつく言われているのだとか。

ある日、私が子どもを公園に連れて行こうとすると、妻が止めに入りました。『Aさんに怒られるわよ』と言われましたが、Aさんと付き合いのある私は『子どもが遊んでいるだけで怒るような人かな?』と疑問でした。

結局その日はあきらめたのですが、後日、妻がパートの時間に子どもを連れて公園へ。するとAさんがいて、挨拶されました。その後も公園で遊んでいたのですが、仕事中の妻から『すぐに家に帰って』とメールが届きました。

パートから帰って来た妻に『どうして公園にいることがわかったの?』と聞くと、『ママ友から連絡があった』とのこと。『Aさんに会ったけど、怒られなかったよ』と言っても、『そうだとしても公園はやめて』とゆずりません。妻は、『私が仲間外れにされる』と怯えていました。

あとから聞いた話によると、悪いのはAさんではなく、そのママ友だということが判明しました。Aさんがママ友たちを注意したのは事実らしいのですが、それは公園の規則に反し、子どもにボール遊びや花火をさせたり、邪魔になるところに車を停めたりしていたのが原因だったようです。

むしろAさんは被害者で、『Aさんの悪口を言いふらす』、『Aさんの行動を監視する』、『Aさんの家を撮影してネットにアップする』などの嫌がらせを受けていたそう。

私はその後も公園を利用していましたが、それが原因で妻は本当にママ友から仲間外れにされてしまいました。『悪くないAさんを悪者にするの?』、『私が仲間外れのままでいいの?』と、夫婦でかなりもめましたが、子どもの中学受験を機に夫婦関係は修復しました。ママ友たちとコミュニティが別々になったからです。心置きなく公園で遊べるようになり、今では子どもとキャッチボールをするのが毎週日曜日の楽しみになっています。

そして例のママ友たちは、妻を仲間外れにしたこと、Aさんを悪者扱いしていたことを小学校から中学校に報告され、“問題のある保護者”としてマークされているらしいです」(30代・男性)

これ、すごく難しい問題ですよね。妻としては理由がどうであれ味方してほしかっただろうし、一方で夫側の「Aさんを悪者にするのか」という気持ちも理解できます。結果的に関係を修復できたとのことですが、場合によっては離婚していたかも……と思うと怖いですね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)

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ママテナ編集部
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