■PTAの役員決めで事件?
最初のお話は、PTAが舞台。厄介な人が役員に選出されてしまい、最終的には子どものいじめにまで発展してしまったようです。
「うちの子が通っていた幼稚園にはPTAがあり、毎年、役員を決めることになっていました。しかし、自分からやりたがる人はおらず、その年はクジで決めることに。
私は運よく回避できてホッとしていたのですが、クジを引き当てたAさんが急に不機嫌になってしまいました。『どうして私がやらないといけないの!?』と先生にまで詰め寄り、場が騒然となりました。
その場はなんとかおさまりましたが、そこからAさんの暴走が始まりました。例年とはまったく違うやり方で、役員以外の人もみんな参加しないといけない行事を増やし、役員かどうかは関係なく、同じ量の仕事を任されるようになりました。PTAは親が協力して成り立つもの。誰も文句を言えずにいたのですが、さすがに度が過ぎるので私が声を上げました。
その日を境に無視されるようになり、あげくの果てに子どももいじめまがいの行為を受けるようになりました。誰もAさんに逆らえず、私だけが除け者にされ、一人だけうその集合時間を伝えられるなどの嫌がらせもありました。幸い卒園までの数か月だったので耐えられましたが、今思い返しても辛い経験です」(40代・女性)
このAさん、すごすぎません!? 役員になることをごねるくらいならまだわかりますが、なってしまったならまわりも巻き込んでやろうという発想が天才すぎる。上に立つ人間って、やっぱり大事なんですね……。
■金銭感覚のずれが原因でグループを離脱
ママ友に限った話ではありませんが、「金銭感覚が合うかどうか」というのは、良好な人間関係を築く上で重要なポイントですよね。今回のエピソードは、まさにその「金銭感覚」がカギに!
「子どもの保育園で出会ったママ友たち。基本的に不満はなかったのですが、金銭感覚だけがどうしても合わなくて悩みました。
たとえば、ランチ。専業主婦だった私は1000円くらいでおさめたかったのですが、ママ友たちとのランチ会はいつも3000円前後。しかも食後は決まってカフェに寄るので、1日のお昼だけで5000円の出費になることも。
とはいえ、お断りすると仲間外れにされるのではないかとビクビクしていたので、なかなかグループを抜けることができませんでした。
ランチだけでも痛い出費なので、ちょっと遠出して遊園地へ行こうとか、旅行しようとか誘われたらどうしようと心配していたら、ついにそれが現実に。結局、予算を聞いてさすがについていけず、断りました。
いじめなどはありませんでしたが、そのまま疎遠になっていき、自然とほかのママ友たちと付き合うようになりました。金銭感覚も合う人たちだったので、気楽に過ごすことができるようになりました」(30代・女性)
ランチは1000円くらいでいいという人が、毎回3000円も支払うって、かなり大きなずれですよね。お金のことってなんとなく話題にしづらいから、誘いを断るのも大変だったと思います。
(文・イラスト:ママテナ編集部)