【新学期】新たな環境になじめない…子どもの感情表現をサポートする“アートセラピー”とは? 心理カウンセラーが解説

【新学期】新たな環境になじめない…子どもの感情表現をサポートする“アートセラピー”とは? 心理カウンセラーが解説

はじめに

 新しい学期がスタートしました。私たち親としては、子どもたちの健やかな成長を願うものです。ただ、どうしても新しい環境に馴染めず、モジモジし言いたいことを言えずに黙り込んでしまう子もいます。このような場合、そのままにしておくと、自分の思いや気持ちにフタをしたまま大人になってしまうかもしれません。では、どのようにすればよいのでしょう?

子どもとアートセラピー

 アートセラピーとは、言葉では表現しきれない心の世界を、目に見える形にして、自分の内面への気づきを促したり、周囲とのコミュニケーションを深めたりする心理療法のことです。

 アート(芸術)を通して自分を表現することにより、心身の健康を回復させ、さらに自己理解や成長につなげていくことが主な目的となります。

 絵画というアートを通して、子どもたちが自由にノビノビとした時間を持つこと。その結果、なかなか言えなかったこと(自分の内面にあること)を、表現できたらいいですよね。この記事では、18枚のイラストを用いた【気持ちくんカード】を紹介します。これは、自分や相手の気持ちとうまく向きあえるように作成したものです。もちろん、親子でのコミュニケーションのツールとしても活用できます。では、早速この使い方をお伝えいたします。


気持ちくんカード(18枚中の一例)

関連記事: