保育園の連絡帳、ウソを書いたらバレる? 【保育士解説】正直に書いてほしい本当の理由

保育園の連絡帳、ウソを書いたらバレる? 【保育士解説】正直に書いてほしい本当の理由

連絡帳を書くときに「つい事実より良い方向に盛ってしまう」こんなことありませんか?朝ごはんは菓子パンなのに「サンドイッチ」って書いてしまう、寝かしつけた時間をちょっと早く書いてしまう。そのくらいの「ちょい盛り」は経験のある方が多いのではないかと想像します。パパやママの気持ちはとてもよくわかります!が、一方で、保育士としては正直に書いてほしい理由があります。保育士ママ5人で運営している【いつママ(@itsumama_home)のるなママ】が解説します。

連絡帳、つい盛って書いてしまう

保育園の連絡帳を書くのって、本当に大変ですよね。また、毎日精一杯子どもと過ごしている中で、栄養バランスに注意しきれなかったり、寝かしつけが遅くなったりすることはあると思います。そんなとき正直なことを書いたら「どんな家庭なんだ?」と思われそう…そんな不安を抱えたことはありませんか?

そんな不安を抱えると、つい「食べたもの」「寝た時間」について、ちょっとした嘘を書いてしまったり、盛って書いてしまうこともあるかもしれません。保育士としては、パパやママの思いがとてもよくわかる一方で、できれば正直に書いてほしいなと思っています。

保育士が連絡帳を盛ってほしくない理由

もっとも大きな理由は、保育士はありのままの子どもの状態を知っておくことで、子どもの変化に気づけるようにしたいからです。

家庭での様子をあまり盛り過ぎて書いてしまうと、子どもの体調や機嫌、また心の変化に気がつけない場合があります。保育士の仕事は、ただお子さまをお預かりするだけではなく、心も体も健やかにお預かりすること。そして大切な命をお預かりするために、正しい情報を知っておく必要があると考えています。

子どもとの会話から「あれ?」と思うことも

連絡帳の内容が「ちょい盛り」の状態だったとき、実は保育士が気づいていることもあります。

よくあるのは、もうおしゃべりできるお子さんからお話を聞いたときです。朝食べたものの話が連絡帳と違ったり、遅くまで起きていた話を聞いたり。気づいてしまったからといって、保護者の方に何か言うことはありませんが、もし遅く寝たことに気づいた場合は眠そうでないか気を付けるなど、注意を払って接するようにしています。

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