ロッテから売却された【ロッテリア】は今――新バーガーチェーン「ゼッテリア」で食べてわかった意外な姿

ゼッテリアの店内

 日曜の昼12時に訪れると、店内は盛況です。注文・会計はタッチ式パネルを使ってセルフで完了。出来上がると店内モニターや店内アナウンスが番号で知らせてくれます。タッチパネルは高齢者には不慣れなシステムだと思うのですが、「苺シェークとアイスコーヒーがほしいの」という老夫婦にスタッフが丁寧に案内していたのが印象的でした。


カウンターではせわしなく調理してるのがうかがえました(写真:サイゾーウーマン)

タッチパネルの注文(写真:サイゾーウーマン)

 自分の番号が呼ばれるまでジーッとモニターを見つめる光景、なんだか病院の会計待ちと重なりました。


呼び出し画面(写真:サイゾーウーマン)

内装はウッディでカフェ感強め

 カフェテリアを想定しているだけあり、内装はカフェ感強め。椅子、テーブルは木製で、落ち着いた印象です。ハンバーガーチェーンというより、カフェチェーンの趣があります。


カウンター席にはコンセントあります(写真:サイゾーウーマン)

 コンセントが設置された席も用意され、Wi-Fiもフリーなのがうれしいところ。

 写真はありませんが、一席ごとのボックス席があったのにはびっくり。大学生らしき女性が勉強していたり、まるで自習室のような雰囲気で、ほかにも席がある中ボックスは全部埋まってました。長居しても大丈夫そうなムードが、やっぱりファストフードよりもカフェっぽいですね。


額装された絵はよく見ると「絶品てりやきバーガー」とか「絶品チーズバーガー」と書かれていました(写真:サイゾーウーマン)

ゼッテリア「絶品ミートソースバーガー」はモスバーガー似だけど……

 今回は「絶品バーガー」シリーズの「絶品ミートソースバーガー」をセットで注文しました。

 バーガーを手にしてまず思ったのは「あれ、小さくない?」。マクドナルドより一回りほどコンパクトなサイズ感で、「そういえば絶品チーズバーガーも小さかったもんな」と思い出し納得しました。


バーガー、ドリンク、ポテトM(写真:サイゾーウーマン)

 絶品ミートソースバーガーとは、「トマト・豚肉・玉ねぎ・セロリをじっくり煮込んだ特製ミートソースをたっぷりかけ、厚切りスライストマトと粗く刻んだ生の玉ねぎをアクセントとして加えました」とのこと。

 絶品シリーズといえば、しっとり柔らかなバンズが特徴ですが、それゆえ潰れやすいデメリットも。今回もできたてなのにぺしゃんこになってしまって、見た目は少々残念。

 なお、バンズの形について「従来の円形から、リブサンドなどに使われるホットドッグ型に変更されている」との記事を散見するものの、見たところは円形のような?


バンズはしっとりしている分、ぺしゃんこになりやすい?(写真:サイゾーウーマン)

 メニュー写真がモスバーガーの「モスバーガー」に似ている絶品ミートソースバーガーですが、中身もかなり似ています。

 厚めスライスのトマト、粗みじん切りの生の玉ねぎ、そしてミートソース、パティ、その下にマヨネーズらしきソース。


トマトどっしり(写真:サイゾーウーマン)

トマトの下にはミートソースとオニオン(写真:サイゾーウーマン)

パティの下にはからしマヨ(写真:サイゾーウーマン)

 実食すると、しっとりしたバンズのくちどけが良く、玉ねぎのシャキシャキはほとんど感じません。ミートソースの味はしっかりしていて、パティも肉の旨みが詰まっているのでおいしい。

 そしてびっくりしたのは、からしマヨネーズ! てっきりパティの下はマヨネーズだと思っていたところ、ピリリとしたからしの存在が。意外性もあっておいしいのですが、しっかりと辛めなので、子どもには難しいかも?

 モスバーガーとよく似ているものの、食べると明らかに別物の「絶品ミートソースバーガー」。特にバンズとからしマヨがこのバーガーの特徴でしょう。

 正直、モスバーガーをイメージして食べるとボリューム的に満足感は得られないかもしれません。モスバーガーが単品440円、絶品ミートソースバーガーが単品420円なので20円しか違わないなら私はモスバーガーを選びたいと思いました。

ポテト、ドリンク

 ポテトはロッテリアで食べるのと同じものに感じました。細くてカリカリしたタイプ。長さはバラバラです。


全部カリカリしてました(写真:サイゾーウーマン)

長さはまちまち(写真:サイゾーウーマン)

 ドリンクは「まろやか緑茶」にしました。ふたがよく見るプラ容器じゃなくフィルムタイプなことにビックリ。エコな感じがして良いですね。ストローはプラスチックでした。


ふたが密閉タイプ(写真:サイゾーウーマン)

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