さよならの時…父と娘の心温まる「最期の会話」

さよならの時…父と娘の心温まる「最期の会話」

このお話は看護師としての経験を漫画化している著者・ぷみら(@pumira_comic)さんによるエッセー作品です。病気で終末期を迎えている川谷さん。心拍が下がり、いよいよ川谷さんと娘さんのお別れの時が近づいています。家族や親戚に温かく見守られ、掛け合う言葉は、お互いへの愛と思いやりに満ちたものでした。患者さんと家族との関わりの中から、その人らしい人生の終わり方のサポートを学んでいくお話『延命治療を拒否した父の最期の望み』第10話をごらんください。

Ⓒぷみら

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懸命に生きた90年の人生を振り返り、親しい人に見守られながら、人生の幕を閉じた川谷さん。穏やかな気持ちで迎えた最期に送ったメッセージは、娘さんの心でずっと輝き続けることでしょう。

自分らしい最期を迎えるために

Ⓒぷみら

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この漫画では、病気で最期を迎えようとしている父親と娘のやり取りを通じて、ぷみらさんが感じたことが描かれています(プライバシー保護等のため一部フィクションを加えています)。救急搬送された父親の手術を勧める医師に対し、娘は「手術はしない」と答えました。そこには親子の会話の中で共有された、父親の意思が反映されていました。

自分の人生の終わりは、どのように迎えたいですか?時間の限り生き抜きたい人がいる一方で、「最期は自分らしく死にたい」という方も少なくありません。しかし、家族の立場で考えれば、大切な人には少しでも長く生きていてほしいと思う方も。だからこそ、自分の意思を尊重してもらうために、どのような最期を迎えたいのか意思を明確に示しておく必要があります。

まずは本人と家族が十分に話し合い、どこで、どのように死を迎えたいのかを把握しておきましょう。十分に話し合いができたら、医師や看護師、介護事業者にも相談します。本人にも家族にも無理がかからないよう、サポートを受けられる体制を整えておきましょう。

健康に暮らしていると目をそらしてしまいがちですが、「死」は誰にでも訪れます。また、思い描く最期を迎えるためにも、看取りには家族のサポートが欠かせません。死を忌避せず、普段から看取りや延命についてコミュニケーションを取れるとよいですね。

記事作成: ママリ編集部

(配信元: ママリ

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