36歳で初めて子どもを授かった長谷川みはるさんは、夫・たかしとレストランを営んでいます。20代から続く高血圧が心配だったものの、妊娠中はつわりもそこまでなかったため、問題なく働いていました。しかし、妊娠6カ月目の妊婦健診で上の血圧が180を超えたことから、NICU(新生児集中治療管理室)のある大学病院へ緊急搬送となりました。すぐに赤ちゃんを取り上げなくてはならない状況かと思われましたが、薬の投与もあって血圧は落ち着き、その日すぐの出産の話はなくなりました。入院して赤ちゃんの様子を見ながら、1日でも長くおなかで赤ちゃんを育てる方針でいたのですが……?
血圧が下がったことでひと安心していたみはるさん。
しかし、数日後に事態は動き始めます。
お願い、もう少しだけおなかにいて…!
※今度どうするか→今後どうするか
入院して赤ちゃんの心拍数を確認しながら過ごすみはるさん。
その後も赤ちゃんの心拍数が下がるたび、医師から「明日のモニター次第で出産になります」と言われるように。
そのたび、母や夫が仕事を調節して病院へ駆けつけるという日々が続きました。
そして入院から1週間後、ついに赤ちゃんの心拍数が上がらなくなり、翌日帝王切開することに。
しかし、その日の20時、赤ちゃんの心拍が予断を許さない状況になったことから、翌朝を待たずに緊急帝王切開をすることになったのでした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
◇ ◇ ◇
急展開の1週間に、みはるさんと家族はどれほど気をもんだことでしょうか。
連日「明日出産になるかもしれない」と言われる気持ちは計り知れません……。
どうかこれ以上、みはるさんや家族が不安になるようなことが起こらないよう願うばかりです。
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監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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