父の最期の望み「無理に決まってるでしょ」主治医が却下したが…

父の最期の望み「無理に決まってるでしょ」主治医が却下したが…

このお話は看護師としての経験を漫画化している著者・ぷみら(@pumira_comic)さんによるエッセー作品です。病気で病院に運ばれ、目を覚まさない状態だった川谷さん。しばらくして目を覚ました川谷さんは、娘さんが延命のための手術を拒んだことを心から喜んでいました。そして、体に負担をかけるりんごジュースを飲みたいとせがみますが、主治医はそれを許すでしょうか…。その人らしい人生の終わり方のサポートを学んでいくお話『延命治療を拒否した父の最期の望み』第6話をご覧ください。

Ⓒぷみら

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医師の意見も、責任ある立場として当然のものなのかもしれません。一方、患者が生きられる期間を短くする可能性はあろうとも、本人の希望や尊厳を守った看護をしたいという看護師の思いも強かったですね。

さまざまな人の努力によって勝ち得た「りんごジュース」。川谷さんがおいしく味わえることを祈るばかりです。

自分らしい最期を迎えるために

Ⓒぷみら

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この漫画では、病気で最期を迎えようとしている父親と娘のやり取りを通じて、ぷみらさんが感じたことが描かれています(プライバシー保護等のため一部フィクションを加えています)。救急搬送された父親の手術を勧める医師に対し、娘は「手術はしない」と答えました。そこには親子の会話の中で共有された、父親の意思が反映されていました。

自分の人生の終わりは、どのように迎えたいですか?時間の限り生き抜きたい人がいる一方で、「最期は自分らしく死にたい」という方も少なくありません。しかし、家族の立場で考えれば、大切な人には少しでも長く生きていてほしいと思う方も。だからこそ、自分の意思を尊重してもらうために、どのような最期を迎えたいのか意思を明確に示しておく必要があります。

まずは本人と家族が十分に話し合い、どこで、どのように死を迎えたいのかを把握しておきましょう。十分に話し合いができたら、医師や看護師、介護事業者にも相談します。本人にも家族にも無理がかからないよう、サポートを受けられる体制を整えておきましょう。

健康に暮らしていると目をそらしてしまいがちですが、「死」は誰にでも訪れます。また、思い描く最期を迎えるためにも、看取りには家族のサポートが欠かせません。死を忌避せず、普段から看取りや延命についてコミュニケーションを取れるとよいですね。

記事作成: ママリ編集部

(配信元: ママリ

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ママリは、妊活・妊娠・出産・育児など、変化する家族のライフステージに寄り添う情報サイトです。
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